アルペジオ
ギタリストが弾くアルペジオには二種類あり、伴奏用にコードを押さえながら、一音弾いた後にまた一音弾き、それらの音が伸びている間に次の音を弾き、減衰した音をまた弾いてあたかもコードが伸びているように響かせる弾き方と、
リード用に和音を一音弾いたら、次の音を弾く時にはその音を消す弾き方があります。
リード用
そのうちのリード用をたくさん練習したギタリストがいました。16歳の頃から取り憑かれたようにアルペジオを練習したそうです。
理由
そのギタリストの仲間も同じようにアルペジオばかり練習していました。彼の仲間がなぜマネをしたかというと、知らない曲でも知っている曲のように弾きこなす姿をみてしまったからです。
一般のギタリスト
一般のギタリストはアドリブ演奏をする時に十中八九スケールを往復するような演奏をします。これではどの曲のアドリブをしても調性が異なるだけで代わり映えのない演奏になってしまいます。
アルペジオを弾くと
一方アルペジオを弾くと、その曲特有のコード進行にマッチしたアドリブになります。それもそのはず、書かれているコードをそのままアルペジオで弾いているわけですからね。
より簡単
スケールを弾く場合は何音から始めて何音で終わるかは自分で決めなくてはいけませんが、アルペジオの場合は答えがコード進行に記載されているのでより簡単です。
マンネリ化しない
2回し(2コーラス)弾く場合は全く同じになるんじゃないか? マンネリ化するんじゃ? と思ってしまいます。
そんなことないのです。あらゆるバリエーションがあるからです。
理論武装でも
さらにアルペジオは理論武装で化けます。例えば、CMaj7のアッパー・ストラクチャー・トライアドとしてEmが存在したり、Em7がアッパー・ストラクチャー・コードとしてCMaj9のオミット・ルートになります。これらを弾くことでキレイにテンション・コードで飾り付けができるのです。
まんまテンション武装も
理論武装しなくても、9thアルペジオのパターンをストックすることでそのまんまテンション・コードだらけにすることもできます。
これらを組み合わせることでアイデアは無限に広がります。
マネできないと言われる
こうしてアルペジオを練習してギタリストになった人の演奏は「マネできない」と言われます。そりゃそうです。他の人はスケールばかり練習してるんですからね、元が違うんです。
アルペジオをマスターする方法
アルペジオをマスターするにはそのギタリストがアルペジオマスターする本を20年前に出しています。全く売れませんでした。非常にもったいないと思います。
まぁ売れても私にはお金が入ってきません。
もう一度書き下ろし
20年後もう一度書き直しました。これで、多分日本のギタリストは全員オーケーになると思います。
ただ・・・
タダですねぇ・・・・こっちの方が5倍売れてるんです・・・買うなとは言えないので辛いところです。
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初心者を教える先生方はどうぞ以下の方法を参考にしてください