フレーズ
難しそうに聞こえるフレーズってありますよね。
そんなフレーズ弾けるようになりたいものです。
でも、「どうせ反復練習を死ぬほどやらないとできないんだろうなぁ」って諦めモードになっちゃいますよね。
お気持ち分かります。
心配無用です。
この記事を読んだら難しそうなフレーズが弾けるようになりますよ。
難しそうなフレーズです。難しいフレーズではありませんのでご安心下さい。
そして全てCメジャー・スケールで書かれています。
ベスト3
いきなり長いフレーズです。よく見ると1本の弦につき6音ずつのセットになっているのが分かりますか?そして、さらによく見ると運指パターンが小人中小中人(もしくは中指の代わりに薬指)になっていて、その運指を各弦でやるだけです。規則正しくパターン化されているフレーズは一度弾けてしまうと楽ちんです。さらに6個ずつの規則正しいパターンを、あえて16分音符で弾くと良い感じの「ズレ」が生じて「難しそうなフレーズ」に聞こえてくれます。
ベスト2
今度はなんかとっつきにくそうな流れに見えます。でもよく見ると、5,4,3,2弦は「進んで、戻って、進む」だけです。例えば5弦だと12,14,15と進んだら、14,12と戻ってから、また14,15と進むだけです。この規則正しいパターンを4本の弦で弾いているだけです。そして、最初の6弦と1弦は進んでいるだけですので特に難しいことはありません。先程のベスト3のフレーズと違うのは6個区切りになっていない点です。4つめの音から7個ずつの音のセットになりますので、最初っから「ズレ」が生じています。これが難しそうに聞こえるポイントです。このように規則正しいパターンにちょっと変化を加えると難しそうなフレーズになります。
ベスト1
最後は一見一筋縄ではいかない感じに見えますよね。特に2拍目の3音目なんてちょこんと一個だけ別の弦にあったありして難易度が高そうです。このフレーズはまず大きな規則として
「Aエオリアン(Aナチュラル・マイナー)を上昇する」
と考えます。そして、
「5弦と3弦を弾き終わったら1つ前の弦で1音触るまで戻る」
と、いう小さな規則を追加します。
具体的には、6弦から上昇を初めて5弦8フレットまで弾き終えます。そうしたら1つ前の弦である6弦で1音触るまで戻ります。結果的に5弦の7フレ、5フレを弾いて6弦の8フレまで戻ることになります。そしてまた上昇しなおします。そして、3弦9フレットまで弾き終えたらまた1つ前の弦である4弦9フレットまで戻り、また上昇し直します。
このように大きな規則に小さな規則を追加することで難しそうなフレーズに聞こえます。
まとめ
規則正しくパターン化されたものをずらして弾いたり、規則正しいパターンにちょっと変化を加えたり、大きな規則に小さな規則を加えたりすると難しそうなフレーズが弾けます。
津本幸司
人前で堂々と遊べる「大人のオモチャ」です→トータル・ギター・メソッド