初心者用ブルース・フレーズ
ブルース・フレーズを初心者用に選ぶって結構難しいんです。技術的に簡単なように見えて奥が深かったり、繰り返すだけのフレーズなのに見た目が複雑になったり、見た目は簡単なのに音が出なかったり・・・
誰かに選んで欲しいですよね。
心配無用です。
この記事を読んだら、初心者にオススメのブルース・フレーズ3選が分かりますよ。
ご注意
「どこのどいつが偉そうに選んどんねん?!」とお思いでしょう。もちろん、初心者の方は私、津本幸司のことをご存知ないと思います。そして、今後も知る必要のないただのオッサンです。でも、私が紹介する内容は教則コンテンツとして販売する価値があると覚えて頂ければ幸いです♫
その①ベーシック・プラスα
ブルース・フレーズを構成するフレーズで最も代表的なのがマイナー・ペンタトニック・スケールです。ラシドレミファソのシとファを抜いたラドレミソの5音のスケールです。6弦5フレットから始まるAマイナー・ペンタトニック・スケールが有名で、それを使ったのがこのフレーズです。それだけだと「芸術の秋」に物足りないでしょうから、1つ右のポジションに4拍目で移動するフレーズにしてみました。
その②3度
ちょっと難しいんですが、Aのコードは弾けますか?6弦からX02220と押さえます。2弦2フレットはC#なんです。んで、この音がAマイナー・ペンタトニック・スケールに含まれてないんですよね・・・なんでかは知らなくて大丈夫です。ま、とにかくコードにある音だからAコードの伴奏が鳴ってる時なら「フレーズにぶっ込んで大丈夫!」なんです。どちらかと言うとピタッとコードにハマるんです。中上級者の方はどの音か分かりますね?そう、最後の音です。
その③濁らせる
どろ臭〜い濁った雰囲気がブルースの特徴です。冒頭で1弦と2弦の8フレットを人差し指でべたっと押さえてから、2弦だけ10フレットをハンマリングするんです。なんとも「グチャ」っとした感じになります。そしてスラリと横に移動して最後にまた3,4弦の5フレットを人差し指でべたっと押さえます。
まとめ
初心者用の記事ですので難しい解説は省きましたが、このフレーズはトータル・ギター・メソッド【ブルース・ロック・フレーズ編】のB015,B030,B044に含まれています。中上級者の方はカスタマイズ用フレーズとの関係(どの部分に含まれているか)を考えながらご自身のフレーズに変化させて下さい。トータル・ギター・メソッドのフェイスブック・レッスンでは火曜日がブルース・ロック・フレーズに集中する日にしています。初心者の方はこのようなフレーズがテーマの日であっても1音だけ弾くだけでも参加できますのでご安心下さい。さらにブルース好きの方用に「ブルース部」という部活を用意して毎日アドリブ合戦を楽しんでおられますので是非参戦して下さい!
芸術の秋にブルースを楽しむギタリストが増えることを祈って。
津本幸司