フィクション
あらゆるギタリストからの相談を受けるとフィクションに騙されている方が非常に多いのです。
たとえば、いまだに大学を出て就職するのが当たり前と考えていたり、定年前で労働するのが当たり前と考えていたり、夫婦共働きがあるべき姿と考えていたり、車と持ち家を欲しがったり、音楽で生計を立てるのに苦労するべきと考えていたり、音楽で食べるには音楽教室の運営が必要だと思っていたり、とりあえず講師としての就職先を探したり、オーディションに合格するのが一流音楽家への道だと考えていたりします。
これらはすべてフィクションです、ウソです、作り話です。
信じる理由
「なぜ、そのようなフィクションを信じているのだろう？」と、昔は不思議に思いましたが、私も騙されていた高校時代を思い出すと分かります。
当時はまだハンナ・アーレント『イェルサレムのアイヒマン』を読む前でした。（読んだのは1996年、大学3年生の時です）
津本ガールズ達には全員読ませています。同意できないなら出て行けというスタンスです。
ヒトラー
ヒトラーの命令下でユダヤ人を淡々と殺害していたこのアイヒマンという人･･････悪い人だと思いますか？ 根っからの悪人？ ユダヤ人を心から憎む人？
いいえ、この人は普通のサラリーマンです。公務員です。ただ、ヒトラーがやれというからやっただけです。
全体主義
世の中や自分が極限状態まで不安になると、ちょっとそれっぽい人のそれっぽい意見を信じてしまいます。さらに隣の人や周りの人が信じ始めるとより深く信じてしまいます。それがヒトラーのように影響力を持つ人だと国民全体で信じてしまいます。
これが全体主義です。
ギタリストの現状
戦争だ、虐殺だとか言うので大袈裟に聞こえますが、ギタリストの現状で同じようにインフルエンサーの造り上げたフィクションを信じているのがわかるでしょうか？
特に、太っている貧乏サラリーマンの話をじっくり聞いてみて下さい。
誰の影響下で、どのように思考停止になっているのかがすぐ分かります。だから太ってるのです。だから貧乏なのです。だからサラリーマンなのです。
テレビ、SNS、同僚の噂、確証バイアスで探したネット情報が根源であることは間違いないのですが、ちゃんとした「本」は読んでいません。なぜならば考えるのが非常に苦しいからです。「手っ取り早く」分からないからです。
まとめ
全体主義に陥っているギタリストはフィクションに騙されています。
今の仕事を続けた先にパラダイスが待っていると本気で思いますか？
続けなきゃいけないと決めたのはなぜですか？
考えるのが面倒なだけでしょ？
本当の問題から逃げたいだけでしょう？
生き方間違えてます。
このままだとこのままです。
一緒に変えましょう。
おしまい♫
あと、こちらの3冊でご準備宜しくお願い致します。
