質問
「お金がないのに高いギターが欲しい・・・買うべきでしょうか?」
という面白い質問頂きました。
ハイエンドギター、高級ギター、サー、トム・アンダーソン、ジェームス・タイラー
欲しいですよね。
超高級ギターのトム・アンダーソン、50万円!
今回は特別に高級木材ハカランダーを使用!
ハイエンド・ギターの中では一番人気!
スカイブルーのカラーは限定100本!
残りわずかです!
こんな広告見たらやられちゃいますよね。お金が無限にあればいいのに・・・。でも、何で欲しくなっちゃうんでしょう?
心配無用です。
この記事を読んで自分の心理状態がどうなっているのかを把握すると、本当に欲しいかどうかが分かりますよ。
バンドワゴン効果
バンドワゴン効果といって、皆が買っていたらそれが良いモノだと思い込んで、欲しくなるという効果があります。スーパーで「売れてます!」という表示があるのもこの心理を使っています。
「今、売れに売れているギブソン・レスポール!」
と書かれると、
「売れてるのか、皆が買うってことは、きっと良いギターなんだろうな」
と思ってしまう訳です。
スノッブ効果
これとは逆にスノッブ効果というものもあります。
「世の中に限定3本のギター!」
と言われたら、少し高くても欲しくなりますよね。人と違うモノが欲しいと言う欲求です。
ウェブレン効果
さらにウェブレン効果というものもあります。OLが流行ブランドを買う心理です。
10万円のギターがずらっと並んでいて、ガラスケースに50万円のギターが入っていたとします。
「これ高いから絶対良いギターなんだろうなぁ、他のギターやってる友達もこのギターがガラスケースに入ってるの知ってるから、俺が持ってたら羨ましがられるだろうなぁ・・・ふふふ」
と、思ってしまいます。
欲しくなる理由
ハイエンド・ギターの売り方は、これら3つを組み合わせています。
超高級ギターのトム・アンダーソン、50万円!(ウェブレン効果狙い)
今回は特別に高級木材ハカランダーを使用!(ウェブレン効果狙い)
ハイエンド・ギターの中では一番人気!(バンドワゴン効果狙い)
スカイブルーのカラーは限定100本!(スノッブ効果狙い)
残りわずかです(バンドワゴン効果狙い)
これが売る側の心理戦略です。
どうですか?
やられちゃってませんか?
解決策
自分が欲しい理由が、正当であることを明らかにしましょう。
「あ、欲しい!」
と思ったら、
「皆が使ってるから、絶対に自分にとっても良いギターだと思い込んでいるだけじゃないだろうか?」
「限定の希少価値だけに踊らされて、今すぐ欲しくなっているんじゃないだろうか?」
「ん?俺は皆に自慢したいが為に欲しいんじゃないだろうか?」
と、疑ってみて下さい。
当てはまってたら、商売に引っかかっているだけです。欲しいと思わされただけです。
しかし、
「いや、この金属的な音はこのトム・アンダーソンじゃないと出ないんだ!」
「ローズ・ウッドの音よりハカランダーの方が周波数特性が気に入ってるんだ!」
「人気があろうがなかろうが関係ない!」
「高いギターを持ってることを自慢したいんじゃなくて、音楽的に必要なんだ!」
「スカイブルーは自分の衣装とバッチリ合うな!」
「待ち望んでいたギターが残りわずかか・・・急がないと!」
と、考えるのであれば即購入して下さい!
まとめ
人気があるギター=良いギターと思いがち。
限定品には価値があると思いがち。
高いギターは自慢欲を刺激しがち。
この3つだけ覚えて下さい。
でも・・・わかっちゃいるけど・・・欲しいですよね。
それが心理です。