指導法
私はISMギタリスト養成所でプロ志向ギタリストをたくさんプロに育て上げました。でも、つきっきりで一緒にいることはできません。当然大切なのが本人の努力です。努力するにはモチベーションの維持が大切なんです。ここを上手く制御するのが必須です。知りたいですか?
心配無用です。
この記事を読んだら、人をプロレベルの音楽家にする方法【3選!】が分かりますよ。
目次
結論
人をプロレベルの音楽家にする方法【3選!】
- 内的なモチベーションを持たせる
- 心理的リアクタンスを感じさせない
- カリギュラ効果を使う
この3つです。
内的なモチベーションを持たせる
今となっては常識であるダニエル・ピンクのモチベーション3.0ですね。モチベーション1.0は生理的な動機、腹が減るから狩りに出る、一発やりたいから異性を探すって感じの動機です。モチベーション2.0は報酬目当ての動機、バイトやサラリーマン的な動機です。これがもう機能しないから内的な動機が必要と提唱したのがモチベーション3.0ですね。難しいことでありません。ついついスマホゲームに熱中するのは内的なモチベーションを持ってる証拠です。それを持たせればいいわけです。つまり本心から自分の快楽のために「やり続けたい!」と潜在意識レベルで感じさせておくわけです。
心理的リアクタンスを感じさせない
心理的リアクタンスとは「あと30分したら勉強しよっと」って考えてたのに、お母さんが「勉強しなさいよ!」と言って来たのでやる気なくした・・・ってやつです。自分の選択で勉強しようとしたのに人の選択で勉強しなきゃいけなくなると、反発しようとしちゃうんです。それほど自分の「選択権」って大事に感じるものです。だから「これ練習しておけ!」とかいっちゃだめなんです。何も強制しないのがポイントです。
カリギュラ効果を使う
私がボストン出身なのはご存じの通り。実はBanned in Bostonという言葉があるんです。ボストンではバンされるって意味です。これは映画とかにエロい内容とかあったら「これってボストンでは禁止なんじゃない?」って感じで使う慣用句です。昔「カリギュラ」という映画が過激すぎてボストンで禁止されたことが由来です。で、そんなもん禁止されちゃったら、逆に観たくなりませんか?これがカリギュラ効果です。
カリギュラ効果の名手がダチョウ倶楽部の上島竜兵さんです。
「押すなよ!押すなよ!」
具体的には生徒に「ウェス・モンゴメリーの«酒とバラの日々»のソロを弾かせることであのスウィング感をゲットさせたい」としましょう。その時は
「アドリブの練習でスウィングの雰囲気を掴むのは難しいですね。私も学生の頃何回も先生に怒られました。なんか手っ取り早い方法ないかと思ってウェス・モンゴメリーの採譜をしてそのまま弾いてノリをつかもうとしたら、それが効いたんですよね・・・ま、今って採譜しなくてもネット出回っちゃってますね。自分で採譜しなきゃいけないのにね・・・絶対見ちゃダメですよね・・・あんなの。苦笑」
と、ぼそっと話します。すると、100%の確率で、帰って、採譜されてる画像検索して、プリントアウトして、完全再現して次のレッスンに備えてくれます。
まとめ
何を教えるかでもなく、どう教えるかでもなく、誰が教えるかなんですよね。
大人のギタリストの皆さんが後輩に教える時にお役立て下さい。
私はね、この手法でたくさんのプロを育て来ました、それを一般の方にも広められないかと思いトータル・ギター・メソッドを作ったわけでありますよ。会員様が今日練習する内容・・・実は数日前に私があなたの潜在意識にすり込んでるのお気づきですか?「フェイスブック・レッスンで言ったから」という次元じゃなくて、フェイスブック・レッスンに入ってない方に向けてもやってます。よぉ〜く考え・・・なくても大丈夫です!洗脳されといて下さい。いいじゃないですか、目的は上達することですものね♫
今日も元気にいってらっしゃいませ!
津本幸司
参考になるので以下は読んどいてください