言語
昨年5月に復活させた「10学セミナー」は10学における1年分の課題を出し世界レベルの人物へ仕上げるセミナーです。好評につき今年もゴールデンウィークに開催します。サンプルとして内容をご紹介します。第6回目は「言語」です。
NLP・口語・コード
10学セミナーにおける「言語」は3つに分かれます。NLP、口語、コードの3つです。NLPはニューロ・リングイスティック・プログラムといいます。簡単に言うとポジティブな事を言ってる人はポジティブを引き寄せ、ネガティブはネガティブを引き寄せるというものです。これが世界常識になっている昨今、会話の初期1分ほどでNLPやってる人か否かが判断され、ふるいに掛けられます。特にテレビを観てる日本人はほとんどがふるい落とされます。最も世界基準の足切りで簡単な部分です。
トレーニングが必要ですので1年分の課題を出しますね。
口語
バブル期にニューヨークで仕事をしていた音楽業界の女性がいました。全く英語を話しませんが、通訳がべた付きでいました。ファーストクラスでドイツに飛びました。現地でドイツ語の通訳が待ってました。自分がやる仕事とそうじゃない仕事を、きっちり分けて最も効率の良い方法を選んでらしたんです。これが世界レベルの一流の言語に対する態度です。
その女性はトライリンガルの男性と結婚してお嬢様が生まれたそうです。そのお嬢様はドバイのホテルで迷子になり、民族衣装を着た偉い人にひるむことなく、堂々と日本語で「あのさぁ、ママとはぐれちゃたんだけどさぁ」と話したそうです。ホテル中が日本語通訳を探して一件落着だそうです。
そう「絶対に媚びない」のが一流の言語に対する正しい態度です。ただ、各言語に対する文化的マナーを守っての話です。これが多くの日本人が、媚びるか、横柄になるかの二極化してしまう根本原因です。この課題を1年分出しますので、日本にいても世界から一目置かれる芸術家になって下さい。
ちなみに上記のお嬢様は現在成人されて英語とイタリア語をお話になるそうです。
何語かは知る
全ての言語を扱える必要はありません。しかし、芸術家は現在取り扱ってる言語が「何語か」は分からなきゃいけないんです。フランスのシャンソンなのか、イタリアのオペラなのか、ドイツ文学なのか、英文学なのか、米文学なのかということです。これが分からないと「自分が何が分かってないのか」が分からなくなります。つまり芸術家として自分を扱えないんです。
これはトレーニングで出来るようになります。1年分の課題を出します。
コード
「シープラプラで書いてたら、周りがパイソンに移行しまくってたんです」という30代の方、「大学でHMTLとCSSは勉強しましたがジャバスクが使えなくてそっちの道は断念しました」と語る新卒23歳、「若い子にルビーで書かせてます」という40代、「普段はVSコードですけど、ソリディティだけはリミックスの方が楽です」という35歳、「音響解析と統計分析はマットラボでやります」という48歳など、これらの言語が何を意味しているのかを知る必要があります。実際に使える必要なんてないんです。現時点で「世の中が何で動いているか、動かされているのか」を理解せず、インターネットのお客様になってるだけでは、今年以降搾取されるターゲットで終わりです。
TeX
TeX・・・これなんて読むか知ってます?「てふ」って読むんです。スマホで「てふ」と売ったら「TeX」と候補が出てくるでしょう。意味不明ですよね。正確にはLaTeXと書いて「らてふ」と読みます。これは文章を書くための言語です。マイクロソフトのWordはお子ちゃま用で、TeXがプロ用です。文書を見て一瞬でどちらで製作されたか判断できなければ一次情報を得ることはできません。そんなあたなは誰かの色眼鏡が何十にも重なったメディアやネットの情報に溺れるだけです。
これらは「どこからどこまでを分かるべきか」を知るだけで十分です。1年分の課題を出します。
まとめ
NLPはマスターする必要がありますが、音楽にまつわる国の言葉、コーディング言語、文章用言語の全てをマスターする必要はありませんし、不可能です。しかし、シャンソンを聴いてオペラだと思ったり、ミヒャエル・エンデと英文学の区別が付かなかったり、上記のTeXをテックスと読んでたりしたら、大人として芸術に携わる資格を問われます。
10学セミナーは5時間です。従ってこの単一項目は30分しか指導時間がありません。その中で3つに区切るので1つを10分で駆け抜けます。1年間の課題を持って帰って下さい。
芸術の学びの本質・・・今年これに気付けるあなたの邁進・・・願います。
津本幸司(they/them)
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