多忙人
「次の30年はギタリストとして生きたいんです。でも、忙しいからギタリストとしての一歩が踏み出せないんです」
と、相談してくださったのは48歳の会社員の方(会員様)でした。会社では結構な地位でいらっしゃるようです。若い社員のようにあっちいってこっちいってという忙しさはないそうですが、頭の中がいっぱいだし、座ってやることが満載だそうです。
お気持ち分かります。
第二の人生を歩もうとしてらっしゃること、さらにそれが私達と同じギター人生であることを嬉しく思います。次の30年間が決まる第一歩ですので大切ですよね。そして、この方だけでなく多くの方が同じ「忙しさ」が原因で一歩踏み出せない悩みを抱えていらっしゃいます。
(ちなみに、この方にはブログに書くことを承諾して頂いています)
心配無用です。
この記事を読んだら、どうやったら多忙の中、次の30年間をギタリストとして生きるための第一歩を踏み出せるかが分かりますよ。
スタート
「今からの8時間で開始しましょう」
と、言いました。この方はコーチング(カウンセリング)にて3時間を押さえていらっしゃったので、私と一緒にいる3時間とコーチング終了後の5時間をギタリスト人生に100%注ぐようにご提案しました。
そう、「今」始めなきゃいけないんです。
言い訳
案の定、言い訳が返ってきました。お会いした場所は銀座でした。
「いや、今ギター持ってないですし」
「家は横浜の方で帰宅するまで2時間30分かかりますし」
「明日直属の部下のプレゼンでして、その内容に相談乗ることを約束してまして」
「結構夕方くらいの時間から調子がでなくなると言うか」
「どちらかというと深夜の方が集中できるかもしれないです」
まぁ、出るわ出るわ・・・
始めるきっかけすら見つけられないのに、提案した瞬間、言い訳はドバドバ出てくるんです。これ、この方だけでなく全員です。
「まず、言い訳止めましょう」と、説得したのはお分かりになると思います。
理由
大人の方、さらにステータスのある大人の方に多いのですが、こんな言い訳をする人って、「結果に直結しないステップが怖い」んです。恐らく仕事では効率良くバリバリ結果を出してらっしゃるんでしょう。だから、どこに向かってるか分からないステップ、間違ってるかもしれないステップ、空回りかもしれないステップを踏み出すことができず、ものすごいクリエイティブになって、言い訳を考えてしまうんです。
目標
目標は30年後にスーパースターにとして認知されていることでもいいでしょう。でも、求めているのは「30年後にステージで拍手喝采を浴びてる、その一瞬」ではないんです。その一瞬のために30年間地獄のような思いをすることは馬鹿げています。そうではなくて、その目標に向かっての「プログレス(進展)」を続ける30年を過ごすことが目的な訳です。これが理想的なギター人生なのではありませんか?
だから今開始!
だから、その一歩を明日でも、今日でもなく、「今!」踏み出すべきなんです。ギターなんてなくても、私と5分話せば自分で練習する10時間分の練習ができます。家が遠くてもスマホで「どんなことを考えながら、どんな音楽を聴いたらいいか」を私が教えてあげます。部下の相談に乗っている時でも自分が音楽で相談するであろう内容に置き換えてトラブル・シューティングの練習になります。夕方くらいから調子悪くなるなら、そんな時にどんな前進ができるかを考えるチャンスです。深夜にならないと集中できないなら、集中できない時間にどれだけ音楽家としての生産性を上げられるかを確認するチャンスです。
まとめ
私と同じ40代半ばです。人生100年時代、少なく見積もっても30年以上はあります。だからさっさと、こっちの世界に来て下さい!このギター界はめちゃくちゃ楽しいですよ!
もちろん、この方は熱意に溢れる表情でスタートを切ることができました。コーチングは先週の話ですが、ここ数日のその方のツイートの熱いこと・・・ウザいくらい(苦笑)。気遣ってイイネしてる部下の方、すみません私が悪いんです。
津本幸司
このような方々が、簡単にスタートを切れるように私が作ったのがトータル・ギター・メソッドです。早い人は既にスタートされています。