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ギタリストの恩返し

音楽でお世話なった人

音楽で先輩や先生から、指導、アドバイス、共演など色々お世話になることがあるでしょう。
ツルの恩返しのように何かお礼をしたいですね。
でもそれは不要です。
は?なんで?

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心配無用です。

この記事を読んだらなんで恩返しすべきでないか分かりますよ。

結論

物事を教えてもらう世界では上に恩返しに向けて努力する必要がありません。
下に恩返しするんです。
それが上への恩返しになります。

例えば

例えば自分の先輩が
「ペンタトニック・スケールというのはドレミファソラシドからファとシを抜くんだよ。」
と、教えてくれたとします。

これはありがたいご指導です。

「何かお礼をしなくては・・・菓子折もって、お礼のお手紙を添えて・・・イヤ、この人そういえば新しい弦が欲しいって言ってたな、買っていこうかな・・・」

これは間違いです。

正しい方法

自分が後輩に同じ事を教えてあげれば良いんです。

「ペンタトニック・スケールというのはドレミファソラシドからファとシを抜くんだよ。」
と、無償で教えてあげましょう。これで上にも恩返ししたことになります。

上には何も行ってない?

違います。

そもそも、最初に教えてくれた人も誰かから教わってるんです。「正しい知識」を下に引き継ぐことが上に対する何よりもの恩返しです。
逆に上に返してしまうと、その教育のサイクルを自分でストップさせる事になるので、これは恩を仇で返すことになります。

注意!

「正しい知識」であることが絶対条件です。

これを「ペンタトニック・スケールというのは5フレットと7フレットを適当に弾くんだよ。」

などと間違った教え方で下に引き継ぐのも恩を仇で返したことになってしまいます。

実は

私も偉そうにこんなこと言っていますが、これは私の幼少の頃の恩師から言われたことです。もう他界されてますが、今頃喜んでいると思います。

まとめ

上からありがたいごご指導を頂いたら、「正しい知識」を引き継ぐために下に返すことが正しい恩返しです。

学生ギタリストを応援しています。

遂に完成しました。私が人生をかけて学んだ事への恩返しです→トータル・ギター・メソッド

津本幸司