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音楽家の練習規則の作り方

練習

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楽器や歌はもちろん作詞・作曲・編曲に至る創作活動まで音楽活動に「練習」は必要なのは周知の通りです。さらに練習には規則が必要なのです。この規則の作り方を間違えると空回りする練習をしてしまいます。私が多くの音楽家を育ててきた音楽家コーチングの方法を、自身で行うセルフ・コーチングに適応することにより「練習規則」の作り方が分かります。

目次

結論

以下の目次の7つの規則を作ります。

  1. 練習時間の規則
  2. 項目分けの規則
  3. 練習の分散の規則
  4. 追加練習の規則
  5. 翌日の練習準備の規則
  6. 練習終了の規則
  7. 練習中断の規則

1.練習時間の規則

音楽練習に費やす時間を決めます。「専業音楽家は起きてる時間はすべて費やすべき」と考えていた2、30年前のスタンダードですが、科学の進歩によって効率化が推奨されています。時間のない兼業音楽家でも効率化によって専業音楽家と同じ練習をこなすことができます。ご自身に合う練習時間の規則を作るのがスタートです。

2.項目分けの規則

音階練習、分散和音練習、即興演奏練習、音楽理論学習などの練習の項目分けの規則を考えます。上級者になればなるほど、音階練習や分散和音練習などは大きくひとまとめにして「基礎練習」と分けられるはずです。ご自身のレベルにあった項目分けの規則を作って下さい。

3.練習の比重の規則

どの練習にいつ重きを置くかの規則を決めておきます。必要な練習、効果のある練習のみに重きを置くべきと考えるのは全員に当てはまることではありません。ご自身の現状によっては「苦手を克服する事に重きを置くべき」時かも知れません。ご自身で規則を決めて下さい。

4.追加練習の規則

練習をしていると、付随する練習項目を追加すべきと気付くことが多々あります。その場合に今追加練習すべきか、翌日に練習すべきかなどの規則をあらかじめ決めておきます。これによりだらだらと時間を掛けてしまう症状が改善されます。

5.翌日の練習準備の規則

一つの項目の練習が終わったら必ず次への課題と目標を書い準備します。ノートに書く、スマホにメモするなどで構いませんので、ご自身が翌日の練習に備えるための規則を作って下さい。

6.練習終了の規則

「何時になったら終わる」「これを達成したら終わる」などの練習を終了する規則を決めて下さい。これにより惰性で時間を無駄遣いすることながなくなります。

7.練習中断の規則

「こんな時は中断する」という規則を決めることで、「中断する規則に当てはまってないのに中断する」症状が治ります。ご存知、スマホ通知、SNSチェックなどの現代社会の誘惑から練習時間を守るための術です。

まとめ

この記事が音楽家の練習規則の作り方の参考になれば嬉しいです。

津本幸司

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