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ギター教室物語:第三話【街のギター教室には行くな】

はじめに

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このストーリーでは悪いギター講師とカモになった生徒とのやり取りに、どこからともなくツモトコウジが登場し悪いギター講師を懲らしめ、生徒の問題を解決します。

とある街

悠斗君:25歳
「高校や大学では軽音部に入ってたけど就職してから3年間伸び悩んでるよなぁ・・・会社の近場でレベルアップできないかなぁ・・・お、ここはAaaギター教室か。なんか聞いたことあるな。行ってみよう」

受付のお姉さん

「こんにちわ!こちらのスクールは1レッスン5000円〜(税別)で、コースもたくさんありますよ。初心者コース、アコギコース、クラシック、コース、エレキコース!どちらになさいますか?」

悠斗:「あ・・・じゃあ、エレキコースで・・・」

受付:「こちらのスクールにはこんなにたくさんのインストラクターがいるんですよ。経験豊富なプロの講師陣です!どのインストラクターがいいですか?」

悠斗:「いや、どなたが良いのか分からなくて・・・」

受付:「オススメは一番人気のこの講師ですよ。プロフィールご覧になって下さい。」

経歴
16歳で邦楽バンドに憧れギターを始める。高校では3年連続文化祭バンドのレギュラーの座を勝ち取り、東京の専門学校に入学。数多くのバンド活動を経てコース内のMVPを受賞、卒業後は様々なライブ・サポート、レコーディング、イベント出演、動画出演を果たす。ファンク、R&B、ポップスのバッキングには定評がある。現在コンピューターを駆使した自身のバンドでも活躍中。

悠斗:「あ、じゃぁこの講師で・・・」

ツモト:「ちょっと待ったぁ!このギタースクールに通ってはいけません!」

受付:「あ、あなた、どこから入ってきたんですか!?」

ツモト:「どこからともなくとでも言っておきましょう」

受付:「業務妨害ですよ!」

ツモト:「何とでもおっしゃって下さい。私は架空の人間です。」

悠斗:「それより、なんでここに通っちゃいけないんですか?」

ツモト:「ウソだらけだからです」

受付:「な、何を失礼な!ウソなんて一つもありません。」

ツモト:「確かにウソと言うと語弊がありますね。【悠斗君が解釈した情報と事実が異なる】からと、言い直しましょう。」

悠斗:「そ、それウソって事ですよね・・・どこが異なるんですか?」

ツモト:「では悠斗君、ワンレッスンにいくら払うと思いますか?」

悠斗:「5000円じゃないんですか?」

ツモト:「受付のお姉さん、お支払いはホントに5000円でいいんでしょうか?」

受付:「ぜ、税別ですので500円の税金はそりゃ掛かるでしょ・・・あと、ここに記載してありますが、月に通う回数によって月額料金は変動します。」

ツモト:「安くなることもあるということですか?」

受付:「いえ、5000円〜なので、5000円が最低料金です」

悠斗:「じゃあ、月に2回だといくらですか?」

受付:「12,900円と税になります」

ツモト:「ワンレッスン7095円だよ。しかもここに「振込のみ」って書いてあるでしょ?振込手数料の200円ほども加算されて7300円になるんだよ。悠斗君が考えていた5000円とは違い過ぎないかい?」

悠斗:「確かに・・・」

受付:「合法な紹介方法ですよ!」

ツモト:「そりゃそうでしょうね。違法なことはしないでしょう。さらにウソは他にもある。悠斗君は【経験豊富なプロの講師陣】って聞いてどんな講師だと思う?」

悠斗:「プロとして活動経験の豊富なギタリストが教えてくれるってことでしょ?」

ツモト:「果たしてそうでしょうか?お姉さん」

受付:「ウッ・・・」

ツモト:「経験豊富なプロの講師陣ですよ。経験豊富なプロ・ギタリストが講師陣を務めてるんじゃないんです。つまり、プロ講師陣なだけ、当たり前ですよね?お金もらってレッスンするわけですから。しかも経験豊富の基準なんてありませんから何とでも言えますよね。」

受付:「私達の基準では経験豊富なんです!」

悠斗:「じゃ、講師歴って何年なんですか?」

受付:「2年です・・・」

悠斗:「・・・」

ツモト:「分かったね。これだけじゃないよ。プロフィールをよく見てごらん。

16歳で邦楽バンドに憧れギターを始める。高校では3年連続文化祭バンドのレギュラーの座を勝ち取り、東京の専門学校に入学。数多くのバンド活動を経てコース内のMVPを受賞、卒業後は様々なライブ・サポート、レコーディング、イベント出演、動画出演を果たす。ファンク、R&B、ポップスのバッキングには定評がある。現在自身のバンドでも活動し、インストラクターとしても大人気である。

つまり、高校でバンドやって、専門学校入っただけ。コースなんて多くて30人程です。その中で先生に上手いと評価されただけ。サポートやレコーディングやイベントにも具体的なアーティスト名がなければ、動画なんて誰でも撮れるでしょ?バッキングの定評なんて確認のしようがないですよね。」

悠斗:「でもこんな教室に雇われたんだから上手いんじゃないんですか?」

受付:「そうよ!うちは厳正な審査をして講師を雇っているのよ!」

ツモト:「無料体験レッスンがあるようですね。悠斗君、受けてみたらいかがですか?」

悠斗:「ま、ものは試しです・・・まずはお姉さんを信用しておきます」

受付:「いい気味だわ!」

ツモト:「私はここで失礼します。」

講師:「こんにちは!宜しくお願い致します。講師です!」

悠斗:「(若・・・)あ、宜しくお願い致します。先生っておいくつなんですか?」

講師:「22歳です!2年生の専門学校出てから2年間ここで教えてるんです!」

悠斗:「(お、おれより3つ下・・・)あ、なんか、プロフィール見たんですけど色々活動してらっしゃるようですね」

講師:「あ、あれは形だけですよ・・・ここの教室になんかプロフィール書けって言われて(苦笑)実質ここで週2回子供達を教えて、残りはセブンでバイトしてます。」

悠斗:「・・・(あの人、正しかったんだ・・・)」

おしまい

このお話はフィクション!フィクションですよ!ホントのホントにフィクション!絶対にこんなスクール存在しませんからね!ハァハァ・・・似たようなスクールや先生がいたら偶然に起因します(グランドセフトオートの逃げ方)

津本幸司

上記のようなスクールに通わずにトータル・ギター・メソッドで私と一緒に練習しましょう。圧倒的に効率良く上達します。

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(プロ志向の方はISMギタリスト養成所へ)