ハムバッカー
ハムバッカーとは2本に並んだピックアップです。1本だけのシングル・コイルと比較するとノイズも少なく、大きな音が鳴ります。ハムバッカー搭載のギターを買うとピックアップを交換して自分好みの音に変更したくなります。さあ、どのピックアップをトライしましょうか?(ちなみに、この記事はピックアップの知識がない方を対象にしていることを申し添えます。)
ベスト3
EMG / 89
イーエムジー 89
まずはこれです。ヘビー・メタル系のギタリストからテクニカル系のロック・ギタリストまで幅広く使われているピックアップです。私も19歳から25歳まではテクニカル系の演奏で活動していましたので、このピックアップだけを使用していました。プログレシヴ・ロック、テクニカル系の演奏にはバッチリです。ただ、アクティヴ・ピックアップといって電池が必要になります。ボディのどこかしらに電池を入れるスペースを確保しないといけないことだけ覚えておいて下さい。電池駆動しているので、普通のハムバッカーでは出せないような高出力ですし、ノイズも少ないです。1万円ちょいです。
ベスト2
DIMARZIO / DP193 AIR NORTON
ディマジオ エアー・ノートン
ベスト2はディマジオです。これはパッシヴ・ピックアップといって電池は必要ありません。それにも関わらずサステイン(音の伸び)がアクティヴ・ピックアップのように稼げるんです。往年のテクニカル系のギタリストがこぞって使っていました。さらに、90年代にはジャズ・ギタリストも使うようになりました。どのスタイルでも使える万能なピックアップでしょう。8千円ほどです。
ベスト1
SEYMOUR DUNCAN / SH-4 JB
セイモア・ダンカン エスエイチ・フォー
ベスト1はこれです。
- チョコレートは明治
- カレーはハウス
- ピックアップはセイモア・ダンカン
なんです。
他に選択肢があるのは周知の通りですが、まずこれなんです。リプレイスメント・ピックアップ(交換用のピックアップ)の基準を身につけにはこれでしょう。
「SH-4と比べてこんな音がする」と、いうような基準にもなっていますし、
「SH-4に交換するくらいならこっちが良い」と、いうような批判対象にもなっています。
8千円ですから高校生の方でも1日コンビニでバイトすれば買える金額です。
ピックアップの交換にすごくお金をつぎ込んで、ありとあらゆるタイプを試した後、最終的にこのSH-4に戻って来るギタリストが非常に多いんです。私もその1人です。私自身ギターのリア・ピックアップはSH-4です。
注意
一個注意点があり、これはレスポールの弦間隔に合わせて作られているので、フェンダー系やフローティング・トレモロのタイプのギターをお使いの場合はサイズが合いません。私も間違って乗せてしまい「あれ?」と思った経験があります。フェンダー系やフローティング・トレモロのタイプのギターをお使いの場合は、サイズを合わせたTB-4にして下さい。音は同じです。リンクはこちらです。サウンドハウスで見る
まとめ
ハムバッカー・ピックアップにに迷ったら上記3つから選んで下さい。アクティヴで高出力が欲しいなら電池駆動のEMG89、電池が不要のパッシヴ・ピックアップで長いサステインが欲しいならディマジオ・エアー・ノートン、リプレイスメント・ピックアップの基準を身につけるならダンカンのSH-4です。