ケース
高校生の初心者からご質問頂きました。
「ギターケースはハードケースとソフトケースどちらがいいのですか?」
非常に素直な質問です。私も同じ質問をした経験があります。
そして意外と上級者も分かってないんですよね・・・これが。
心配無用です。
この記事を読んだら、ハードケースとソフトケースどちらがいいか分かりますよ。
結論
環境によって使い分けましょう。
なんとなく想像付くとは思いますが、短い記事ですので最後まで読んで下さい。
移動距離
短距離移動:ちょっと近所のスタジオに・・・って感じだとソフトケースが良いでしょう。
長距離移動:地方遠征・・・って場合はハードケースが良いでしょう。
移動手段
歩きや自転車やバイクならソフトケース、車のトランクに入れるならハードケース。でも車の後ろの座席に置いとけるならソフトケースで良いでしょう。そして、電車は満員電車でもソフトケースがオススメです。ハードケースは邪魔だし、人に押し当てると痛いので・・・
季節
ほぼソフトケースでいいのですが、酷暑や極寒の場合は屋外・屋内・車内の出入りによる温度差の影響を受けにくいハードケースの方が良いでしょう。
天候
ほぼソフトケースでいいのですが、大雨、大雪の場合はハードケースの方がいいでしょう。
飛行機
多くの上級者が勘違いしているのがこれです。飛行機はソフトケースです!ハードケースに入れて貨物室に預けるのが正しいように思ってしまいますが、貨物室はメチャクチャ寒いんです。あんな冷凍庫のような場所に楽器を置いとくなんて「壊してくれ」と言っているようなもの。ソフトケースで機内持ち込みが基本です。
ただし、安い席だと持ち込めない場合もあります。混雑時にはなおさらです。そうなったら最悪。ソフトケースで貨物室に預けるハメに・・・。
「おいおい!俺は金はね〜けど、実家が遠いんだよ!どうすりゃいいんだ?!」
こんな場合は、飛行機自体を避けるべきです。
「急ぎなんだよ!」
お気持ち分かります。この場合は
①時間が掛かっても楽器を守る
②楽器を犠牲にして時間を取る
③金持ちになる
の3択です。
セミハード
良い物を作ってくれました。今はセミ・ハード・ケースなるものがたくさん売られています。ソフトケースの携帯性と軽さ、ハードケースの機密性と保護性能を持ち合わせています。もちろんソフトケースよりは少し大きく、そして重くなり、ハードケースより保護性能は少し劣りますが、これも選択肢の1つでしょう。オススメ3選
まとめ
ハードケースとソフトケースは環境によって使い分けましょう。
ご質問者様に限ってのことですが、まぁ、高校生が使うギターです。ソフトケースで十分かも知れません。(すごく高いの持ってたらどうしよ・・・)
初心者ギタリストを応援しています。
津本幸司