墓場まで持ち去ろうとした話
どうせ誰にも分からないだろうと墓場まで持ち去ろうとしていたのですが、noteというものがあるのでそこで書いておこう・・・・とも思ったのですが、ギターの曲の話をnoteに書いてもおかしいなぁと思いブログに残すことにしました。
こんな曲
この曲を書いたのは2004年、20年前です。名前はゾロアストリアン・オブストラクツ・ゾディアカルライト・・・長いです。意味わからなくていいです。
何のために生きてるのか分からん
サラリーマンを見ていると
「自分で何のために生きてるか分かってないのではないか・・・?」
これは幼少期から考えていたことです。2004年にちょうど30歳になり幼少期の思いは正しいと確信しました。
この何のために生きてるのか分からんことを「ニヒリズム」と言います。
楽に惰性で無難に生きてる
将来になんの希望もなくただ惰性で楽に無難に他人に言われるがままに生きている人達・・・こういうニヒリズムの象徴的存在が日本人サラリーマンだと思いながら駅のホームに数時間座り続けて観察しました。
このような人々のことを「末人(まつじん)」と呼びます。
蔓延したら終わり
人間は環境に染まる生き物です。末人だらけの日本に自分も身を置くと、自分まで末人になるのではないかと不安でした。一人で私の第2の古里、イランへ旅に出ました。(第一古里は奈良、第二古里はテヘラン、第三古里はボストン)
そこで書いたのがこの曲です。
私の思い
私の思いはただ一つ、私が知り合った人だけでも、一緒になって自分を肯定して夢と希望を持ってどんどん高みに登って行きたい・・・これだけです。
このような人のことを「超人」といいます。
繋げます
ニーチェという人がいました。上記の「ニヒリズム」と「末人」を否定して「超人」になることを推奨する本を書きました。(末人だらけの世の中になると100年以上前に警鐘を鳴らしてくれていたのです)
これが「ツァラストラ」です。
ツァラストラとはゾロアスター(教徒)という意味ですが、本の中では実際にはタダのオッサンの名前です。
ゾロアスター教は最古の宗教です。古代ペルシャ(イラン)の宗教であり、私は13〜15歳の時にペルセポリスを含むあらゆるゾロアスター教跡を見て回りました。衝撃でした。
このゾロアスター教はゾロアスターさんが30歳の時に始めた宗教です。
でも誰にも分かってもらえず10年ほどは全く広まりませんでした。
2004年私は30歳でした。
イランに旅立った私イランとトルクメニスタンの国境に立っていました。夕日が沈んだ後、微かにオレンジと紫の光が残っていました。これをゾディアカル・ライトと言います。
私はタバコに火を付けました。
目の前のライターの火を見て、瞳孔が開いきゾディアカル・ライトが見えなくなりました。
ゾロアスター教は拝火教、つまり火を崇拝する宗教です。
美しいゾディアカル・ライツを妨害(オブストラクト)しているゾロアストリアン(拝火教)というのが先述の曲名です。
超人になることを推奨する人物自体が人生の美しさを見えなくしているのではないか・・・そんな思いだったのです。
ニーチェも気が狂って死んでます。
ニヒリズムを徹底して嫌いだったドストエフスキー自身も時間に追われた生活でした。(『悪霊』を読んでください)
ますます分からなくなっていました。
2001年から2004年まで、Aから順番にアルファベット順に曲を書きました。最後がZoroatrian obstructs Zodiacal Lightです。
放送なし記載なし
実はこのことは雑誌記者、NHK(当時BS)、中国の国営放送でも話しました・・・が「意味が分からない」ということでカットされました。音楽的なこと、技術的なことだけにフォーカスされて放送されました。そんなことどうでもいいのに・・・
だからどうせ誰にも分からないだろうと思ったのです。
まとめ
分からなくてもいいです。ニーチェの本も読まなくてもいいです。
将来になんの希望もなくただ惰性で楽に無難に他人に言われるがままに生きている人達の環境に染まり、自分も末人にならずに、自分を肯定して夢と希望を持ってどんどん高みに登って行きましょう、一緒に・・・これだけ伝われば曲を書いた甲斐があったと思います。
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ギタリストを応援します。
津本幸司