それっぽい
それっぽく弾きたい・・・誰にも通じない言葉です。
ジャズっぽく弾きたい・・・これも通じません。
通っぽく弾きたい・・・意味不明な希望です。
難しいのヤダ・・・わがままです。
ただ・・・
私にはそんな方のお気持ちがとても分かります。
私も高校生のころこんな質問ばかりしては怒られてました。
心配無用です。
この記事を読んだら通っぽいジャズ・フレーズ3選が分かりますよ。
ここでご紹介するフレーズはすべてキー=Cです。すべてウェス・モンゴメリーのフレーズを著作権侵害にならないように少し変更したものです。
ベスト3
有名な6弦5フレットから始まるAマイナー・ペンタトニック・スケールのポジション内で下降するフレーズです。2弦6フレット、4弦6フレットはペンタトニック・スケール以外の音です。この手の音は次の音に近づくための音であり「アプローチ・ノート」と呼ばれます。そしてこの2音のように半音で次の音に近付いている場合は「クロマチック・アプローチ」と呼ばれます。
ベスト2
2番目に有名な5弦12フレットから始まるAマイナー・ペンタトニック・スケールのポジション近辺のフレーズです。1小節目3拍目以降に下降してから上昇しているのはFメジャー・セヴンのアルペジオです。登り切った音がE♭になっているところがミソです。Cをトニックと考えると♭3のブルー・ノート、Aマイナーをトニックと考えると♭5の特殊なブルー・ノートと捉えることができます。
ベスト1
1小節目はG7のアルペジオっぽいスケールの下降です。
「アルペジオっぽいスケール?」
矛盾した言葉に聞こえますが、G7のコード・トーンやテンションと捉えてもつじつまが合うような隣接する音をスケールのように弾いているという意味です。最初の音から3rd、9th、♭9th、7th、13th、5th、3rdになっています。
2小節目はCMaj9のアルペジオです。
まとめ
今回は多数の弦を使うフレーズを中心に集めてみました。それっぽく、ジャズっぽく、通っぽく、簡単なフレーズだと思います。私も人の子ですので趣味はありますが、これらはあのウェス・モンゴメリーのフレーズですので、神的なフレーズと考えていいと思います。
初心者ギタリストを応援しています。
津本幸司
真剣に上達を目指すギタリストに使って頂きたく開発しました。トータル・ギター・メソッド