バンドメンバーが時間通りに来てくれない。
いますよね、時間にルーズな人って。
頑張るギターのあなたにしてみたら
やる気あるのか!?
と思ってしまうでしょう。
若い方からこの内容のご相談をたくさん受けます。
お気持ち、すごく分かります。
心配無用です。
この記事を読んだらどう対処するかが分かりますよ。
禁止事項
- 怒ってはいけません。
- 罰を与えてもいけません。
- 嫌みを言ってはなりません。
- いらつく表情を見せることも禁止です。
- 遅れた理由を問い詰めてもだめです。
「それは無理だぜ!だって100%遅れるヤツが悪いんだろ。なんで待たされた方に禁止事項があるんだよ!」
こう思いますよね。
そのお気持ちも分かります。
「育ち」そのもの
なんでそのバンドメンバーが時間にルーズなのかを考えてみて下さい。
時間は「育ち」そのものなんです。そういう場所で、そういう環境で育ってしまったんです。時間が最も簡単に信頼を得ることができて、最も簡単に信頼を失う道具であることを知らないんです。あなたが憤りを感じるのは、それを知っているからなんです。時間にルーズなバンドメンバーはそれが分かっていませんし、今後も分からないでしょう。今後たくさん損をする人なんです。だから、その信頼を持っているあなたが、持っていない人、これから持つことがない人に対して、怒ってもしょうがない話です。
「おまえ!今日から「育ち」がいい人のように振る舞え!」
って、無理ですよね。
あなたのためかも
その遅刻、もしかしたらあなたの為かもしれませんよ。
「なんだよそれ?んなわけないだろ?」
と思うでしょう。
ある暑い夏の日
銀座で女子アナと待ち合わせ。私は10分前に来ていました。5分前に彼女は私に気づかず汗だくで数メートル先を駆け抜けて行きました。「どこいくんだろ?」と思いましたが黙って待っていました。15分遅れて彼女は
「遅れてすみませ~ん♡」
汗一つない涼しげな顔で、完璧に化粧を直して登場しました。
わかりますよね?
謝ってきたら許しましょう。何か口に出せない理由があるのかもしれません。
解決策
常に何事もなかったかのように過ごしましょう。故意に遅れてきたり、バンド活動にやる気がなかったりして遅れてたとしても、普通に過ごしましょう。気分を害することくらい小さなことです。もし、その時間にルーズな人のせいで、他人に迷惑を掛けたり、音楽的、業務的に支障をきたすことが起こったとします。
その時が、ご縁を切る時です。
そして、その時も怒ったり、罵声を浴びせたり、責任を感じさせたりしてはいけません。あなたがその人にとって悪者になる必要なんてないんです。自分と時間を過ごしてくれたことに心から感謝して下さい。どのみち、その時間にルーズな人にはこの先、悪いことしか起こらないんです。自分と出会ったわけですから少しでも悪いことがなくなるように祈ってあげましょう。この方法で時間を守るあなたは100%勝ち組です。
まとめ
時間にルーズなバンドメンバーがいても、怒らない。
若い音楽家の心の平和を願います。