斜めに擦る?真っ直ぐ?くるくる回す?
あらゆる都市伝説があります。イングヴェイのピッキングは速く弾ける・・・真っ直ぐ当てた方が速く弾ける・・・斜めに擦るのが速弾きの方法・・・アニソン弾いてるギタリストはこうやってる・・・ディズニーランドの地下はギャンブル施設・・・タイムマシーンが・・・
わけわかんないですよね。
心配無用です。
この記事を読んだら、速弾き時のピックの先端の角度が分かりますよ。
まず
これは津本幸司という一人のギタリストのブログです。決してアメリカの大学で一般論として講義をしているわけでもなく、学会に提出する論文でもありません。
主観(自分の意見という意味)が入ります。
結論
真っ直ぐ当てる。
以上です。
具体的に
- ギターのボディに対して垂直
- 地面に対してピックの面が平行
- 寝かせない
- 立たせない
- 順アングルにしない
- 逆アングルにしない
ギターのピッキングの角度でも全く同じことを書きましたが、その記事は速弾き用ではなく通常のピッキングです。この記事は速弾き用です。そして、結論は同じです。
一つ一つ見て行きましょう
なぜギターのボディに垂直?
ピックの先で弾きたいからです。弦に触れる時間が短ければ短いほど、動作から発音までの時間が短くなります。結果的に速く弾けます。
なぜ寝かせない?
アップ・ピッキングとダウン・ピッキングで音質に変化がないようにします。
寝かせるとダウンの時にサラッと弾けますがアップの時に引っかかります。
なぜアングルを付けない?
アングルを付けるとワウンド弦にスクラッチ音が入ってしまいます。極力ノイズは減らすに超したことはありません。
ただし!
YouTubeで私の名前で検索してみて下さい。思いっきりガサガサ擦りながら、くるくる回している動画が幾つかあります。どなたが上げているかは存知あげませんが、たしかこの動画は「王者崇拝(?)」のような雑誌の依頼で弾いたものだと思います。ガサガサ擦りながら、くるくる回す方法を崇拝するファンが2万人程いるわけです。その方達に向けて弾いたモノですので当然そのように弾きました。そして、あの特殊な雑味のある音・・・これはこれでアリでしょう。しかし、これは基本をマスターしてから行う特殊技術と考えたらいいと思います。私はこれをやると、曲芸として鼻の穴で縦笛を吹いてるような気分になります。
基本→曲芸 の順だとオーケーです。
曲芸→基本 これは無理です。
まとめ
- ギターのボディに対して垂直
- 地面に対してピックの面が平行
- 寝かせない
- 立たせない
- 順アングルにしない
- 逆アングルにしない
独学でのピッキング学習は危険です。一度変なクセが付くと一生取れません。お近くの「信頼できるギタリスト」に見てもらって下さい。