ワウペダル
ワウペダルはいわゆる足で操作するトーンやイコライザーのようなものです。文字通り「ワウワウ」という音になります。定番を3つ紹介しますので、初心者の方はどれか選んで下さい。上級者の方はこの3つを使ったことがないのはおかしいのですぐに3つ購入して下さい。
ベスト3
IBANEZ / WH10V2
アイバニーズ ダブリュ・エイチ・10・ヴイ・2
まずはこれです。ワウペダルはバンドパス・フィルターといって「ここの周波数帯域だけをたくさん出してね」というもので、その周波数帯域を「カカトの方を踏み込んだ時に低くしてね」、「つま先の方を踏み込んだ時に高くしてね」と操作するものです。結果的に「ワ〜ウ〜ワ〜ウ〜」となるわけです。このアイバニーズのワウぺだるはその帯域が広く、さらにベース用に1オクターヴ下げることも出来るんです。ワウペダルってこんな変化が起こるんだと最初に体感するのに持って来いの一台です。
ベスト2
VOX / V847-A
ヴォックス ヴイ・847・エー
これです。ヴォックスのワウペダルを踏んだことない人がギタリストを名乗ることはできないでしょう。「誰々が使ってるから」という安っぽい売り文句ではなく、まずこれで定番ワウペダルの周波数帯域の変化の間隔を身につけて下さい。他の機材紹介でも書いていますが、まず「基準」を持つことが大切です。「好み」は後からついて来ます。
ベスト1
JIM DUNLOP / GCB-95 CRYBABY
ジムダンロップ ジー・シー・ビー・95・クライベイビー
クライベイビー・・・もう、ワウペダルの代名詞のようになっています。ギターに詳しくないアメリカのプロデューサーが
「ヘイ・コージ!明日のレコーディングはクライベイビー持ってきてくれよな!」
とか言って来ます。もちろんこのプロデューサーはワウペダルのことを意味しており、クライベイビーを指定してる訳ではありません。
ベスト2に上げたヴォックスと甲乙付けがたく、好みが分かれる所でしょう。しかし代名詞であるこのクライベイビーに足首の感覚を慣れさせておいて損はないと思います。
(私自身、右足首の感覚がクライベイビーで定着しています。余談ですが、靴を履いた状態で練習しまくったため、日本に帰国して土足厳禁のスタジオで上手く踏み込めず、ワウペダル操作ように新しい靴を買った記憶があります。)
マイナーなメーカーから多数のおしゃれなワウペダルが販売されていますが、それらがペダル・ボードに入っていても「あ、なんか有名な人が使ってるから買ったんだろうなぁ」と思われるかもしれませんが、クライベイビーが入っていたら「お、この人マジな人?」と思われるでしょう。そして足で巧みに操作した日にはもう注目の的です。
まとめ
ワウペダルに迷ったら上記3つから選んで下さい。
お詳しい方で、特にベスト2のヴォックスとベスト1のクライベイビーを使ったことない方・・・人前では「使ったことあるに決まってんじゃん!津本って何言ってんだよ!ははは」と言いながら、その日の内に注文して下さい。
初心者ギタリストを応援しています。
津本幸司
教則メソッドは私が心を込めて開発したトータル・ギター・メソッドをお選び下さい