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イコライザー オススメ3選

イコライザー

特定の周波数帯域を上げ下げするのがイコライザーです。音を「作る」機械と考えるよりも、音を「補正」する機械と考えた方が良いでしょう。「作る」と考えると多少雑な特徴があっても「こんなもんだろうな」と適当に諦めてしまいます。でも理想的な音への「補正」と考えるとこだわることができます。

ベスト3

MXR/ M109S SIX BAND EQ
エムエックスアール シックス・バンド・イーキュー

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まず、これで良いでしょう。このバンドというのがミソです。帯域という意味です。これが100Hzから順に倍、倍、倍となってるのが分かりますか?これをオクターヴ・バンドと言います。このオクターヴ・バンドをいじるとどうなるか・・・という感覚を身につけるためにはまずこれがいいでしょう。

ベスト2

MXR ( エムエックスアール ) / M108S 10 Band Graphic EQ

エムエックスアール テン・バンド・イーキュー

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同じメーカーですが帯域が広くなりました。これ一台あれば一生これだけで大丈夫でしょう。数字が中途半端に見えますが1kHzを基準に高い方は倍、倍、倍・・・低い方は半分、半分、半分・・・になっていますね。人間の可聴限界が20Hzから20kHzですので、まあこのイコライザーで全部カバーしてるわけです。耳はどんどん死んでききますので、16kHzなんて10代の高校生なら聞こえるかもしれませんが、私達40代のおじいちゃんにはもう聞こえてません。

藝大の音響学の大学院入試では、音響的に判断できる耳を鍛えられている事が前提になっているため、このバンド数のイコライザーを「ちょっぴり動かした」音楽を聴かされて
「2kHzが3㏈下がった」
とか答えさせられるんです・・・。おじさんには地獄でした。

なので、これは私達ギタリストにはちょっと帯域が広すぎてもったいない気もします。まぁ大は小を兼ねると考えましょう。

ベスト1

Mesa Boogie Five-Band Graphic EQ
メサブギー ファイブ・バンド・グラフィック・イーキュー

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夢が叶ったと思いました。多分メサブギーを使ったことある人は皆同じ事を思っていると思います。昔のメサブギーのアンプには全部この5バンドのイコライザーが付いていたんです。たまたまなのか、思い込みなのか、メサブギーが天才なのかしりませんが、ギタリストの直感的に操作できるイコライザーなんです。音響学的に詳しいことを言うとイコライザーには「キュー」と言って、特定の周波数を上げたら近隣の周波数がどんな感じで上がり下がりするか・・・的なことが重要になるんです。これがまぁ私達80年代90年代のギタリストの痒い所に手が届いていた訳です。
ただ・・・アンプに内蔵されてたんです。
だから、大学の時に「なんとかこのイコライザーの部分だけ取り出せないもんか?」と皆でワイワイやってました。工学部の友達が自力で取り出せると言い出したのですが「でもアンプ・・・もったいないよね」となりました。

何年前か忘れましたが、遂に発売されました。皆にお勧めしています。

ちなみにメサブギーからは一銭もお金を頂いていません。日本の輸入元がどこかも知りません。サウンドハウスで直輸入品があれば良いと思いましたが、ないので楽天のリンクのみ張っておきます。Amazonにはありませんでした。

まとめ

まずはMXRの6バンド、一生物ならMXRの10バンド、直感的に音作りするならメサブギーの5バンドがオススメです。

津本幸司