視線が欲しい?
「ギターは伴奏楽器です。目立つべきではありません」
とか言っても聞く耳を持たないでしょう・・・
「じゃあ、せめて伴奏してる時くらいおとなしくしてましょう」
と言っても目立ちたいでしょう。
しょうがないですね。
心配無用です。
この記事を読んだら視線を独り占めできる際立つカッティング・テク3選が分かりますよ。
(でも、私は常日頃から伴奏で目立つのは良くないと主張していますので、私から聞いたことは内緒にしておいて下さいね。)
ベスト3
ダウン・ピッキングから始まる3連符です。16分音符主体のカッティング・パターンに3連符を入れると「お!」っと視線を集めます。ポイントとしては「速く弾こうと思わない」ことです。16分音符が2個入る場所に3個音が入ってるから「お!」っとなるわけで、グチャグチャになっちゃったら元も子もありません。さらに、カッティングをオルタネイト・ピッキングで弾いている時に3連符が入るとダウン・アップが反転してしまうことにも注意が必要です。そのため、1拍目の最後は8分音符にしてアップ・ピッキングをしてから少し「上で待機」して、2拍目のダウン・ピッキングに備えます。
ベスト2
アップ・ピッキングから始まる3連符です。今度は3拍目頭のダウン・ピッキングの後に「下で待機」して、続くアップ・ピッキングからの3連符に備えます。ここでの注意点は「全弦弾く」ということです。どうしてもトップ2,3弦のみを「チロチロッ」と弾いちゃいがちです。特殊なテクニックとして高音弦だけを狙う弾き方はあるのですが、それは全弦弾けるようになってからにした方が良いでしょう。
ベスト1
最後はベスト3の前半とベスト2の後半を混ぜたパターンです。混乱しやすいのは言うまでもないでしょう。先程の2パターンの注意点を合わせるだけです。新しい注意点としてはこのように素早い動きが含まれると腕に力を入れてしまう人が多いんです。力を入れると「硬直」してしまい、その結果動きが小さくなります。そして全弦弾くことが難しくなります。さらに力を入れて硬直させた状態でのリズム・キープはできません。つまり、力が入ることでベスト3の注意点、ベスト2の注意点の両方がむちゃくちゃになっちゃう可能性があるんです。こうなると、「視線独り占め」の意味が変わってきますよね。そう、悪目立ちです。
まとめ
上記は非常に難しいテクニックです。
「ん?何やってだ?なんで普通に弾かないんだろう?」
と思われたら一環の終わりです。確実に弾けるようになって、さらに、あたかも「別に難しいことやってるわけじゃないし〜」みたいな顔ができるようになってから、人前でやって「良い意味」で視線を独り占めして下さい。まぁ、こんなことを企むのもギタリストの楽しみの1つでしょう。くれぐれも「津本幸司がブログで書いてたやつ弾こっと」とか言いながら弾かないで下さいね(笑)。
津本幸司
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