
1999年
「あ、キミは練習が好きなんだね」
開口一番こう言ったのはテレ朝のハゲデブプロデューサーでした。当時私はガリガリのアイドル体型で業界は何も分からないので、ペコペコしてました。絶好のマウンティング対象が見つかったという感じで、餌食にされました。
「音楽っていうのはね」
人気音楽番組のプロデューサーですので、「音楽って言うのはね」という話が始まりましたが、どの口がゆーとんねん・・・とずっと思っていました。
「かっこいいっていうのはね」
マウントを取らせ続けると「かっこいい」の定義を語り始めました。こっちも持ち上げるのはプロですので。「ちょっと、メモを取らせてください」と、向こうが言った「カッコイイの定義」を全部書き留めました。あとから「絶対これだけはやらない」と確認できるから逆に効果絶大です。
最大項目
15番目くらいの項目でした
「練習なんかしないでぶっつけ本番でやるのがかっこいい」
だそうです。練習するのはかっこ悪いそうです。だから私が毎日練習しているのはかっこ悪いアーティストの姿だそうです。このハゲデブプロデューサー見たいにかっこいい姿にはなれないそうです。
ごもっとも
確かに私、津本幸司は何事にもきっちり準備をして練習して取り組むように師匠から教わり、その通りに生きて来ました。
そして、ごもっとも、当時のこのハゲデブプロデューサーより今となっては年上になっていますが、あんなかっこいい姿になることはできませんでした。
今年は
今年は舐めプ音楽家と素晴らしいミュージシャンシップの音楽家と両方同時に会うという珍しい体験をしました。
練習・・・してかっこわるい自分で良かったと思っています。
舐めプがかっこいいと思った人生なら一旦断ち切る方がマシです。客観的に悍(おぞ)ましく思いました。
皆様はどちら?
読者の方はどちらですか?
もし、練習して「かっこ悪い」と、テレビ業界の人に罵られても大丈夫なギタリストは以下をやってください。
舐めプでハゲデブプロデューサーのようになりたいなら、今の態度を続けてください。
津本幸司