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【実は知らない基礎技術】ギターのプリング・オフ

プリング・オフ

今回はプリング・オフについて解説します。

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パターン

まずこのエクササイズを見て下さい。このエクササイズはトータル・ギター・メソッドⓇに含まれています。トータル・ギター・メソッドⓇは12編で構成されており、基礎技術は「テクニック編」に100コンテンツ用意しています。このエクササイズはその中の番号「T016」から抜粋したものです。実際のコンテンツは6小節ですが、ブログで公開できる範囲として3小節だけ紹介しています。トータル・ギター・メソッド本編をお持ちの方は該当箇所をお読みになって、お手本動画を見て頂いてから以下の注意点をお読み頂くとより効果的に学習できるでしょう。

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注意点①ピアノのように弾かない

ピアノの場合は鳴らす音にのみ指を置いて押さえますが、ギターの場合、特にプリング・オフする場合は「あらかじめ次の音を押さえて準備しておく」必要があります。考えてみると当たり前なのですが、意外とピアノのように弾いてるギタリストが多いんです。

注意点②リズムを犠牲にしない

しつこく「ピアノのように弾くな」と指摘をすると、リズムを犠牲にしてまで次の音の準備をする方が出てきます。これは私の指摘の仕方が悪いのだと思います。音楽ですので最終目的である音程・音価・リズムの3つを犠牲にしてまで「形」を優先することはないと考えて下さい。

例えるならば、箸の持ち方を綺麗にするようにと指摘されたがゆえに、豆を綺麗に箸でつまんで、その豆を鼻の穴にいれてしまうようなものです。なんとなく分かって頂けるでしょうか?

注意点③指先で押さえてから離す

下に引っかけるのはフリック・オフという別の技術です。これをプリング・オフ時にやることは何ら問題ありません。しかし、指紋の部分でベタっと押さえてしまってから、下にベロンと引っかけるのはやり過ぎです。指先で押さえましょう。

まとめ

以上ギターのプリング・オフの注意点3つでした。動画でも説明していますので、以下をご覧下さい。

津本幸司

演奏の注意点に関する他の記事はこちらからトータル・ギター・メソッドⓇ及びギター・メソッドⓇはエイジアンサウンド・インターナショナル・インコーポレーテッドの登録商標です。

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