スウィープ・ピッキング
スウィープ・ピッキングが今さら何か聞きにくいですよね。
ネットに出回ってるから知ってる?
いえいえ、多くのギタリストが間違ったスウィープ・ピッキングしてるんです。
心配無用です。
この記事を読んだら「正しいスウィープ・ピッキング」が分かりますよ。
定義
「スウィープ・ピッキング」とはエコノミー・ピッキングと同義です。
つまり、この記事に書いたように、「高音弦に移動する時は常にダウン・ピッキングで弾き、低音弦に移動する時は常にアップピッキングで弾く方法」です。
ただ
日本でスウィープ・ピッキングと言う場合はほとんどが「エコノミー・ピッキングでアルペジオを弾くこと」を指します。これが帰国子女の私としては「?」な所なのですが、郷に入っては郷に従うということで、長年この日本の風習に従って雑誌記事なども執筆してきました。まぁ、たかが言葉の使い方なんで面倒ですから、この記事でも【スウィープ=エコノミーでアルペジオ】としちゃいましょう。そして、それを「スウィープのアルペジオ」とでも呼んじゃいましょう。んで、その注意点を考えましょう。
それスウィープじゃないんです
多くの人がやってるスウィープのアルペジオを見ていると・・・
それ・・・
スウィープじゃないんだけど・・・
と、いう弾き方にしばしば遭遇します。
例えば
この譜例を弾いてみて下さい。
ほとんどの人が写真のように弦にピックを寝かせて置いて「バラバラバラバラッ!」と、1弦まで弾きます。リズムも16分音符なのかも曖昧です。「速けりゃいい」感じで弾いてしまいます。
これはスウィープではありません!
これは
「レイキング」
と言う別のテクニックです!
レイキングというのは「引っ掻く」という意味で、ブラッシングで弾くのがほとんどなのですが、時々アルペジオの構成音を用いて「バラバラバラバラッ!」っと装飾音として弾きます。
これに対してスウィープ・アルペジオは「リズム通り」に弾く必要があるんです。
確認の方法
ちょっと怖くなりましたね?
「自分のやってるスウィープってホントにスウィープなんだろうか?」
確認の方法があります。
「メトロノームに合わせてゆっくり音価通り弾ければスウィープ」です。
「速くしか弾けないならレイキング」です。
まとめ
まず、「スウィープ・ピッキング」とはエコノミー・ピッキングと同義です。
「スウィープ・アルペジオ」は「リズム通り」に弾くこと。
バラバラッと弾くのは「スウィープ」ではなく「レイキング」です。
混乱しないよう注意して下さい。
自分のやってるのがどちらか分からない場合はトータル・ギター・メソッドの質問欄からお気軽にご質問下さい。
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