総復習
1年間の復習をしましょう・・・と言う意味で「年末年始恒例!5分刻みの総復習」を毎年12月末から実施しています。そしてその課題を確認するため、さらにブーストアップするために毎年8月に10時間のスパルタ集中講座を実施しています。今年で1997年から始め、今年で25年目です。でもですねぇ・・・この2回の講座だけじゃ復習って足りないんです。偶数月(2ヶ月ごと)に年6回総復習すべきなんです。
何を復習すればいいか分かりませんよね。
心配無用です。
この記事を読んだら、2ヶ月ごとに年6回総復習すべき内容が分かりますよ。
まず総復習とは
総復習を勘違いしてる人が結構多いのですが、「全部復習する」って言う意味じゃないですよ。これは流石に時間が足りない。まず、大まかに「練習バランスが取れているか」ってのを確認するんです。ほとんどのギタリストはこの練習バランスがぐちゃぐちゃなんです。速弾きばかり練習してたり、カッティングばかり練習してたり、技術練習ばかりだったり・・・(耳が痛いでしょ?)
正しいのは「成長バランスが取れているか」ってを確認するんです。全体的に練習バランスの時間配分が均等でも、技術はすぐに上達するけど、音楽理論の解釈がなかなか上達しない・・・って場合は明らかに時間を音楽理論に多く費やす方がいいですよね。そのバランスが崩れてないか確認するんです。それを確認するために「個別の項目で自分がどのレベルにいるか」を確認するんです。
個別の項目とは
個別の項目は実際にはもう少し細かく分けているのですが、この記事では多くの方にご利用いただけるように記載します。トータル・ギター・メソッドのカテゴリー名にもなっている以下です。
- テクニック
- スケール
- アルペジオ
- リズム・ギター
- カッティング
- ジャンル別フレーズ
- コード進行
- アドリブ
- 理論
それを細分化して復習して行く
徹底的に上記の項目を細分化して復習します。
例えば、スケールであれば、ペンタトニック・スケール、ブルース・スケール、メジャー・スケール、ハーモニック・マイナー・スケール、メロディック・マイナー・スケール、クロマチック・スケール・・・等。細かく分けて復習して、習得漏れがないか、忘れてないか、実践不足がないかを確認します。
例えば、カッティングであれば、フォームに乱れがないか、軌道に乱れがないか、ピックの当たり方に乱れはないか、弦の当たり方は均等か、ストレート・グルーヴは均等になっているか、スウィング・ファンクはきっちり跳ねられているか、全弦当てることはできるか、少数弦だけ狙うことはできるか・・・等。細かく分けて復習して、習得漏れがないか、忘れてないか、実践不足がないかを確認します。
最後に俯瞰する
細かく確認し終わったら全体を高いところから見下ろすようにします。そうすると「お?スケールはかなり細かいこと勉強してるのにカッティングは結構基礎的なことやってるなぁ」とか「自分は技術的に細かいことに囚われ過ぎてるかもなぁ」って感じで「成長バランスが取れているか」「練習バランスが取れているか」が確認できます。
まとめ
確かに一人でこの総復習をするのは難しいんです。だから毎年多くの方が私のところに受講しに来るんです・・・でも、これは年末年始しかやりませんので、偶数月2、4、6、8、10月はご自身でやっておいてください。大丈夫!慣れますから!
質問があればいつでもご相談ください。(トータル・ギター・メソッド会員様限定)
津本幸司