スキル→成果
スキルを身に付けたのに成果が出ない・・・なぜ?
コレには理由があるんです。
心配無用です。
この記事を読んだら、なぜギタリストがスキルを身に付けても成果が出ないかが分かりますよ。
結論
「成果の土台にスキルだけがある」と思ってるから成果が出ないんです。
根拠
確かに成果の土台にはスキルがあります。「スキル→成果」のイメージは正しいでしょう。しかしその前に、「行動→スキル」というのがあるんです。
例えば、カッティングが上手くなりたいとしましょう。あなたはカッティングが上手い人にスキルを教わります。
「これをこうして、こう持って、こう振って、こうやれば上手くいくよ!」
と聞きます。私自身、トータル・ギター・メソッドで多くのギタリストに指導しています。これでスキルは確実に身に付きます。
でも、これだと「上手くなるという成果」は出ないです。だって、練習してないんですもの・・・。つまり練習という「行動」が土台にないから、たとえスキルを身に付けても成果が出ないんです。そして、ここが大切なのですが、スキルを身に付けてから行動を起こすのではなくて、行動を起こしているギタリストがスキルを身に付けるという順であるべきです。どっちでも同じのようですが大きな違いなんです。油に火を付けるのと、燃えあがっる炎にに油を注ぐのとの違いです。
さらに
この時点で、「行動→スキル→成果」の図式はお分かり頂いたでしょう。でもコレじゃまだ足りないんです。その前に「決意」がないからです。「何がなんでもカッティングを上手くなってやる!そのためには毎日練習するぞ!一日たりとも休むもんか!」と決意するから行動が伴うんです。先ほどの炎の例で言うと燃え上がり続けるという決意が必要ということです。途中で消えちゃうかもしれない炎に油注いでもびちゃびちゃになるだけかもしれませんものね。
(先日トータル・ギター・メソッドのフェイスブック・レッスンの会員様が入院先のベッドから演奏を投稿していらっしゃいました。さすがの私もこの推進力には頭が下がります。そして多くの方を勇気づけて下さいました。ありがとうございます。)
もっと!
この時点で「決意→行動→スキル→成果」の図式はお分かり頂いたでしょう。でも、決意の前にもっと大きな土台があるんです。それが「価値観」です。ここが最も大きく、他人が口出しできない重要な部分です。例えば、
「ギターなんて深く歪ませて、パワーコード掻き鳴らすのが一番だ!カッティングなんて細け〜テクニックなんて要らねぇし、音楽理論なんてクソ食らえ!その荒々しさが俺にとっての音楽なんだ!」
と、言う価値観のギタリストがいるとしましょう。別に悪いことではありませんし、他人がとやかくいうことでもありません。でも、このギタリストが私のブログを読んで「よし、カッティングを毎日練習するぞ!」と決意して、毎日努力する行動をとって、トータル・ギター・メソッドで私からスキルを学んだところで、カッティングに成果は出せないんです。そもそも「自分の価値観とは異なる成果って無意味」だからです。それに対して
「ギターは音楽を奏でるための道具であり、自分の理想としている音楽を奏でるためには、適切な学習を、適切な順序で、適切な人から、適切な方法で学ぶべきだ。音楽理論も大事だし、頑張ると決意して、行動し続ける自分になってから、スキルを身に付けるべきだな。カッティングももちろんその一つだな」
と、いう価値観のギタリストなら簡単にカッティングの成果が出るのは分かるでしょう。価値観が最も大きな土台なんです。
「価値観→決意→行動→スキル→成果」
これが決定版です。
まとめ
スキルを教わる人と同じ価値観を持って、頑張ろうと決意して、毎日行動(練習)するギタリストが・・・スキルを身に付けたら・・・すぐに成果が出ます。
スキル自体は私が責任を持ってトータル・ギター・メソッドで指導致しますので、土台は各ギタリストの自己責任と思って築き上げて下さい!価値観、決意、行動の準備ができたら準備オーケーです!すぐにお入り下さい!
日本の全てのギタリストを応援しています。心から。
津本幸司