シングルコイル
交換用のピックアップはたくさん売られています。どれがいいのか全く分かりませんよね。誰か選んで欲しい・・・と、思いますよね。
私が独断で3つ選びます。ただし、ある程度読者の方がどのようなギタリストかを想定する必要があります。今回はロックやブルース好きのギタリストでストラト・タイプのギターをお持ちのギタリストで、シングルコイルのピックアップの交換が初めての方を想定しています。そして1本7,8千円くらいのシングルコイルのピックアップに限定しています。
お詳しいギタリスト、そしてお金持ちのギタリストはスルーして下さい。
ベスト3
SEYMOUR DUNCAN / SSL-4 Quarter-Pound Flat
セイモアダンカン
まずはこれです。ロックやブルースが好きな方がシングルコイルのピックアップに感じる不満はやはり「出力不足」でしょう。しかし小さな出力がシングルコイルの音色の特徴でもあります。そんな悩みを解決してくれるのがこのピックアップです。シングルコイルなのに高出力。往年のロックサウンドにはバッチリのピックアップです。
ベスト2
VANZANDT/ TRUE VINTAGE
ヴァンザント・トゥルー・ヴィンテージ
ベスト2はヴァン・ザントです。このピックアップ・メーカーから派生した日本のギターメーカーのヴァンザントと区別するためにヴァンとザントを分けるのが正しいらしいですが、まぁどちらでもいいでしょう。あのスティーヴィー・レイ・ヴォーンの音が出るピックアップです。最初このピックアップの音を聴いた時「え?何これ?!どんなギターでもこれだけ付けときゃいいんじゃん?ずる〜い!」と、皆で話題になりました。スティーヴィー・レイ・ヴォーンの音が欲しい人はこれでしょう。
ベスト1
VANZANDT / ROCK
ヴァンザント・ロック
ベスト1はこれです。同じくヴァン・ザントのシングルコイルのピックアップで、かなりベタな名前です。しかし、シングルコイルの素晴らしさをフルに活かしながら、高出力を実現し、エフェクターやアンプなどでこだわりの音作りをしてゆくなら、まさにこれでしょう。エリック・ジョンソンが気に入っていたとも言われています。あの人とは、ボストンのイベントの楽屋と移動バスで一緒だったことがありますが、まぁ〜不安症なのか、心配性なのか、神経質なのか分からないですが、しょっちゅう音作りしています。そんなギタリストのお眼鏡にかなったわけですから、私達みたいな(皆さんを一緒にしてすみません)雑なギタリストはもうこれを選んでおけばいいと思います。
まとめ
交換用のシングルコイル・ピックアップに迷ったら上記3つから選んで下さい。往年のロックサウンドが欲しいならダンカン、スティーヴィー・レイ・ヴォーンの音が欲しいならヴァンザントのトゥルー・ヴィンテージ、エリック・ジョンソンのようにシングルコイルの音にこだわるならヴァンザントのロックで決まりでしょう。
津本幸司
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