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音楽家が「こうして上手くなった」という話を鵜呑みにしてはいけない理由

コツ

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コツ・ポイント・これだけやればオーケー・こうすればいい・自分はこうしたよ・・・きりがないほどこのような情報がネットに散乱しています。これらを鵜呑みにしてはいけません。

なぜ?って思いますよね。

心配無用です。

この記事を読んだら、どうして「こうして上手くなった」という話を鵜呑みにしてはいけないかが分かりますよ。

結論

生存者バイアスがあるから

生存者バイアスとは

例えば、崖から落ちたら99%の確率で死ぬとしましょう。1000人に十字架のネックレスを渡します。その1000人が崖から落ちました。990人が死にました。たまたま崖の下の木の枝に引っかかった10人が生き残りました。生き残った内の1人が「十字架のネックレスのおかげで助かった」本を書きました。他の9人がAmazon評価、Twitter、ブログでコメントしました。「自分も助かったとき十字架のネックレスをしていた」「私も十字架のネックレスのおかげで崖から落ちても大丈夫だった」など。これが生存者バイアスです。

生存者だけに話を聞いても意味がないの分かりますよね。でも、この情報だけを見ている読者は「へ〜十字架のネックレスしてたら崖から落ちても死なないんだぁ・・・」と受け取ってしまい、早速十字架のネックレスを購入します。その時点で愚行ですが、あろうことかわざわざ崖から落ちようとする人まで出てきます。

ばかばかしい話ですが、音楽家は自己成長の難しさを知っているため、わらにもすがる思いでネットの生存者バイアスがかかった情報を鵜呑みにして十字架のネックレスを買って崖から落ちて死んでしまう人がたくさんいるんです。

まとめ

他の音楽家の体験談は常に「それ生存者バイアスだろ?」と疑いながら聞いて下さい。

津本幸司

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ちなみに音楽とは関係ない本で以下の本があります。生存者バイアスを著者自身が作ってる『バカに輪を掛けたような本』・・・と言うのは私が尊敬するナシム・ニコラス・タレブですよ。一応読みましたが読破してゴミ箱直行でした。