ミス
ライブでは自分で過去に経験したことのないような大きな事故やミスをしてしまいますよね。これには理由があるんです。
心配無用です。
この記事を読んだら、ギタリストがライブであり得ないミスをしてしまう理由が分かりますよ。
目次
結論
正常化バイアスが働くから。
正常化バイアス
2013年の研究で70%が・・・という詳しい話は抜きにして、「自分が経験したことのないことは起こらない」信じてしまうことです。さらに今まで経験したことがこれからも続くと信じてしまうんです。
例えば
例えば、日本に住んでる人が今ちょっと地震が来ても「ま、いつものやつか」くらいに感じますよね。パニックになる人は少ないでしょう。これはちょくちょく小さな地震を経験しててそこまで大事に至らないことを経験してるから、「また小さな地震だろ?」くらいに思っちゃうんです。
最悪の事態は起こる
天災にしても、ポンペイの火山が噴火しても逃げなくて街中焼けたのも、ニューオーリンズでカトリーナというハリケーンが来てるのに逃げなくて家ごと吹っ飛ばされる人が多かったのも、正常化バイアスにやられてしまってたから。
ステージでは
家で練習したミスとそのリカバリー以上のことは起こらないと思い込んでステージに上がるので、大事故ミスが起こるんです。しかも、想定外のミスなので対処法も用意できてない・・・。
対処法
対処法は簡単「あり得ない大事故に備える」だけです。いきなりマイクスタンドの角に弦が引っかかってギターソロの途中で弦が切れても、さっと替えのギターに持ち直す。いきなりアンプのチューブが爆発しても、さっとラインに切り替える。いきなりズボンのチャックが壊れて上がらなくなっても、さっと後ろ向いてシャツを出して見えないようにする(実話)。大物外タレ・ギタリストがステージ10分前にステージ衣装がくしゃくしゃになってることに気付いても、バイリンガル日本人ギタリストと連れションしようといってトイレの前でガードを数人立たせておいてトイレの洗面所で一生懸命水を掛けて二人で引っ張ってパンパンやって振り回して乾かす(ポール・ギルバートと津本幸司の実話)。こういうのを想定しておけば何が起きても精神的に落ち着いていられますよ。
まとめ
ギタリストがライブであり得ないミスをしてしまう理由は正常化バイアスが働くから。
さあ、大人のギタリスト達よ!ガキの使いじゃありませんので、あらゆることに備えてステージに立ちましょう。
いつか会員様とステージをご一緒できる日を楽しみにしておりますよ!
(こういうこと書き始めたってことはそろそろなんか企んでるのお分かりですね?)
本日も元気にいってらっしゃいませ!
津本幸司