ギタリストの音楽理論
音楽理論って難しいですよね。しかもたくさんあって、どれから手をつけていいか分からないし、どの程度解釈できればオーケーかも分からないし、どこまで実践できたらいいのかも分からない・・・お気持ち分かります。
心配無用です。
この記事を読んだら、ギタリストのマスト音楽理論7選が分かり、どこまで理解できて、どこまで実践できればいいかが分かりますよ。
その4はオルタード・スケール
その4は「オルタード・スケール」です。これはドレ♭レ♯ミファ♯ラ♭シ♭ドのスケールです。これだけ頭に入っていれば問題ないのですが、なんか覚えにくいですよね。
その他にまずオルタード・テンションというものを覚えましょう。これはドミナント・セブン上におけるシャープやフラットのついたテンションのことです。(その前にテンションというのは9th、11th、13thのことですよ)つまり♭9、♯9、♯11、♭13です。(♭11と♯13は存在しません)これらをコードトーンの隙間に入れたのが「オルタード・テンションを入れたスケール」です。まだオルタード・スケールではありません。なぜならば♯11、5度、♭13の3音が半音で繋がっちゃうんです。これがスケールとして都合よくないので、なんと5度を省くんです!これがオルタード・スケールです。先ほど、ドレ♭レ♯ミファ♯ラ♭シ♭ドと書きましたが「ソ」がないのがわかるでしょうか?
どこまで理解できればいいか
どこまで理解できればいいか。上記の説明だけでもめんどくさいですよね。でもこれって簡単に覚える方法があるんです。
オルタード・スケール = 半音上のメロディック・マイナー・スケール
これだけです。
例えばGオルタード・スケールだと構成音はソラ♭ラ♯シド♯ミ♭ファになります。
これを異名同音を工夫して並べ直すとラ♭シ♭ド♭レ♭ミ♭ファソになり、A♭メロディック・マイナー・スケールと同じになるんです。これが分かればオーケーです。
どこまで実践できればいいか
どこまで実践できればいいか。ドミナント・セブンが登場したら半音上のメロディック・マイナーがサッと弾けるようになればオーケーです。
まとめ
このオルタードについてはトータル・ギター・メソッド本編の理論編に詳しく紹介しています。理論編は音楽理論の項目を100個に細分化して学習しやすくプログラムしていますので是非ご利用ください。さらにメロディック・マイナー・スケールに関してはスケール編に数十コンテンツに分けて学習するようにしており、オルタード・フレーズとしてはジャズ・フレーズ編やアドバンス・フレーズ編にも多数記載していますので参考にしてください。
津本幸司
関係ないですが、手巻き回路のチューブスクリーマーって最高の贅沢だと思いませんか?機械で作れることも、安価に作れることも、そこまで音が変わらないことも、全部承知の上で敢えて手巻き(Hand Wired)を選択するというこの贅沢・・・ボーナス時期にでもご自身へのプレゼントに(奥様には内緒でw)
もっと関係ないですが、昨日このお米で妻がキムチチャーハン作ったら驚きの美味しさでした。しっとり系がお好きな方に。