音楽理論って何なの?
必要なもの?
いらね〜よな!
世界的なミュージシャンが理論解釈してると思えないし・・・
わかります。
心配無用です。
この記事を読んだら音楽理論が何かがわかりますよ。
まず
まずこのブログではジャズ・ポピュラー音楽理論に焦点を当てますので御了承ください。
間違い
まず音楽理論を「音楽のルール」と考えてる人が非常に多いんです。
これは間違いです。
私達の音楽理論は
「音楽の現象」をまとめたものです。
これに反論する偉〜い音楽家がいたらご自身で反論せずに、名指しで津本幸司を攻撃しておいて下さい。
例1
Cのコードがあったとします。
構成音は「ドミソ」ですね。
そのコードを弾いているギタリストと一緒にサックスの人が「ミ」を吹いたとしましょう。
そりゃコードの構成音と同じですから誰が聞いてもまあ良い感じに響きますよね。
例2
Cのコードがあったとします。
構成音は「ドミソ」ですね。
そのコードを弾いているギタリストと一緒にサックスの人が「ファ♯」を吹いたとしましょう。
私は経験がありますが小学生にどう思うか聞くと
「まちが〜い!」
「きたな〜い!」
と言います。
フュージョンマニアの前でやると
「イェ〜イ!」
と喜びます。
これをバークリーで聞くと
「は?ただのリディアンの特性音じゃん、だから何?」
と、なります。
これをまとめたのが音楽理論
例1の場合は誰が聞いてもふつ〜に良い感じに聞こえるよ。
例2の場合は違和感のある響きになるよ、でも特定のジャンルではこのような響きが好まれるよ、難しい項目を学習するとこれも当たり前に良い感じの響きに聞こえたりするよ〜。
という「現象」が書かれているのが音楽理論書です。
間違い
これを間違えて「ルール」として捉えてしまうと、
「ドミソ」の上に「ミ」を弾く人は正しい。
「ドミソ」の上に「ファ#」を弾く人は間違い。
と、覚えてしまいます。
この人が勉強を進めると
ちょっと前までは「ドミソ」の上に「ファ#」を弾く人は間違いと思ってたけど、やっぱ正しい。
と、覚えてしまいます。
そして私の所に来て質問します・・・
「津本先生!この時にこの音弾くのは正解ですか?間違いですか?」
お答えのしようがありませんよね?
ジャズ理論を極めると適当に子供が弾いた2つの音が世にも素晴らしい音であることが証明できます。逆に大御所ジャズ・ギタリストが弾いた2音をジャズ史上最悪の間違いのようにも解説できます。
(ホントに結構適当にやってたりするから笑えますが)
正しい学習法
ルールとして縛られず、末永くお付き合いするのが音楽理論だと思って下さい。
何よりも私が言いたいのは音楽理論はあなたの敵ではなくて味方だということです。
正しい音楽理論の知識を身につけて下さい。
そのためには理論の出所を確認する必要があります。
あなたの先生はアメリカの東海岸出身?西海岸出身?フランス?ドイツ?
先生方が修行を積んだ出身地により解説手法が異なります。
くれぐれも東海岸出身の先生から聞いたことを西海岸出身の先生に質問したりすることのないようにして下さい。あなたが混乱します。
ちなみに私は世界基準となっている東海岸のバークリー・メソッドです。
まとめ
私達の音楽理論は「音楽の現象」をまとめたものです。
残念なことにジャズ・ポピュラー音楽理論を個人指導できる先生が非常に少ないんです。今別ウィンドウを開いて「音楽理論 個人指導」と検索してみて下さい。津本幸司以外にご指導可能な先生方・・・少ないですよね。もし出てくるようでしたら、是非お知らせ下さい。情報共有してアマチュア・ギタリストの方によりスムーズにご指導して行ければと思います。
(注意:最後まで読み通せることを売りにしている音楽理論の本は間違いだらけですので注意して下さい。理論の出所も不確かですし、そもそも本で理論を学ぶのは間違いです。必ず先生から学んで下さい。)
津本幸司
ギタリストの音楽理論はこちらが決定版です→トータル・ギター・メソッド