時間じゃない

私も本に書いたとおり12時間とか16時間とか練習していました。時間をかければ上手くなると思い込んでいたからです。時間じゃなくて効率なんです。
効率なんて
「ほー、じゃあその効率とやらを教えてくれ」という人を何人見てきたことでしょう。そして何を隠そう、私もこの方法を音楽高校、音楽大学とずっと探し続け、先生達に質問し続けていました。
悪い先生達
「こうやって俺は上手くなった」「学生達にこう練習させたら効率良く上達した」と教えるのが最も悪い先生です。一見、めちゃくちゃ良い先生に見えるのでたちが悪いのです。
なぜ悪いか
なぜ悪いかわかるでしょうか。これは自分や過去の特定の人に当てはまっただけのはなしであり、それを一般化できる根拠などどこにもないのです。これは統計学を学んだ事がない音楽の先生がやりがちな間違いです。標本(サンプル)数が母集団に対して少なすぎるんです。過剰一般化と呼びます。
良い先生
良い先生は「分からない」「自分で探せ」といいます。これが突き放されたようで一見悪い先生、無責任な先生に見えるからまた困るんです。こちらの方が良い先生です。
ジョン・フィンは
私の師匠のジョン・フィンは「I don't know」と必ず言っていました。今回来日時に受講生が「ハリウッドボールで弾けるようになるにはどうしたらいいですか?」との質問にやっぱり「I don't know」と即答していました。そうなんです。良い先生は必ず「分からない」と言うんです。自分で探すしかないからです。
探す方法はある
ただ、探す方法はある程度決まっています。これは歴史が証明しています。私自身が音楽の歴史をここまで知り尽くしているのは藝大受験のためだけではありません。歴史から導き出せる、「探す方法」が存在するからです。
これは本にはかけない
私はこれを本に書こうとしました。しかし、止めました。止めると決めてから30年近く経ちます。
2026年になってから「有料ノート記事」に書こうかなと思い始めました。
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