ギター・ソロ
「プロっぽいギター・ソロ」と聞いたらどんなことを思い浮かべますか?多くのアマチュア・ギタリストが「速いフレーズ」「難しいフレーズ」などを想像します。でも、違うんですよね・・・。知りたいですか?
心配無用です。
この記事を読んだら、プロっぽいギター・ソロを弾くたった1つの方法が分かりますよ。
結論
空間
これだけなんです。
弾き続ける?
弾き続けることではプロっぽくならないんです。でも、アマチュア・ギタリストは「何を弾いてるか」ばかりを気にしてしまい、「弾く内容」だけを追いかけて真似しようとします。そうではなくて、「弾く内容」と「弾く内容」の間にある「空間」の作り方がプロ・ギタリストはめちゃくちゃ上手いんです。アマチュア・ギタリストの方でプロっぽいギター・ソロを弾きたい方は好きなギタリストの「空間の作り方」を真似して下さい。
例えば
例えばブルース・ギタリストなんて分かりやすいですよね。BBキングなんて恐ろしいほどの「空間」の作り方をしますし、スティーヴィー・レイ・ヴォーン始めテキサス系のブルース・ギタリストも同様です。一見「弾きまくり系ギタリスト」に見えるテクニカル・ギタリストも実は「空間」の作り方が上手いんです。イングウェイ、ジョー・サトリアニ、エリック・ジョンソン、ジョン・ペトルーシ、スティーヴ・ルカサー・・・みんなそうです。ニール・ショーンなんて「空間の神様」のようなもんです。
大学時代
私はこの「空間」の大切さを19歳の時に師匠のジョン・フィンから教わりました。当時はロスの音楽高校を卒業した日本人として死に物狂いで「弾きまくって」いました。そんな私を見て「コージ、今からギター・ソロを弾いてもらうが、ワンフレーズ弾く度に自分の名前を言ってくれ」と言われました。1分のギターソロで3,4回自分の名前を言ったでしょうか。師匠は「最低10回言え」と指示しました。「空間」が足りないことへの指摘だった訳です。
実際にはしんどい
実際にギター・ソロに「1秒の空間」を作るのって結構しんどいんです。やってみてください。「うぁ、この時間・・・自分は何もしてないし・・・頭の中が真っ白になってるって思われたらどうしよう・・・間をもたせられたないし・・・」とかパニックになります。ギタリストによっては「勿体ない!」と思うかも知れません。テンポ60のバラードなら1拍分なのに不思議なもんですね。
だけど聴いてる方は特に不思議に思わない・・・というか空間が足りないくらいなんです。これも不思議ですね。
まとめ
プロっぽいギター・ソロを弾くたった1つの方法は「空間」を入れること。プロっぽいギター・ソロを弾きたい方は好きなギタリストの「空間の作り方」を真似して下さい。
アマチュア・ギタリストを応援しています。
津本幸司
(実際に私が娘とやってる【歌ってみた】YouTubeチャンネルで弾いてますので参考になれば。3:10からのフレーズの後に1秒の「空間」を作っています。弾いてる時は、これって結構「度胸」がいるんですよね。でも聴いてて何の不思議もないでしょ?)