若い頃より練習しているのに、なぜ音が良くならないのか

毎日ギターを触っている。
スケールもコードも、理論も一通りやった。
若い頃より知識も経験もある。
それなのに音だけが、昔と同じ場所をぐるぐる回っている。
もしこれに心当たりがあるなら、問題は指でも情熱でもありません。
「音をどう理解しているか」です。
機材を変えても、アンプを替えても、何かが違う理由
オジさんギタリストほど、機材遍歴は豊富です。
なのに音が安定しない。
理由は単純で、
「音を感覚だけで判断してきたから」です。
・今日は調子がいい
・昨日より抜けが悪い
・なんとなく太くない
これ、全部“感想”であって、説明ではありません。
『音楽家の音響学入門』が突きつけてくる現実
津本幸司 著『音楽家の音響学入門』は、優しい本ではありません。
この本が教えるのは、「良い音はセンスではなく、物理現象だ」という事実です。
倍音、周波数、アタック、減衰・・・若い頃に避けてきた言葉が並びます。
でも安心してください。数式はほぼ出てきません。出てくるのは「だからあなたの音はそう聴こえる」という説明です。
20代で読んでも分からない。今だから分かる
正直に言います。この本は若い頃に読んでも刺さらなかったはずです。
なぜなら20代は、
・練習量でなんとかなる時期
・勢いと体力で誤魔化せる時期
だからです。
でも今は違う。
努力しても変わらない壁を、すでに何度も見てきたオジさんです。
だからこそ、この本の
「耳は信用するな」
「録音しろ」
「音を観察しろ」
という言葉が、痛いほど分かる。
この本を読むと、練習の意味が変わる
「今日の音が良いか悪いか」ではなく
「なぜそうなったか」を説明できるようになる。
これは、若さでは手に入らない能力です。
上達したい人の本ではない
この本は、
「速くなりたい」
「テクニックを増やしたい」
人向けではありません。
・音に説得力が欲しい
・もう誤魔化したくない
・最後は“音”で勝負したい
そう思い始めたオジさんギタリストのための本です。
もし今、
「まだ伸びしろはあるはずだ」
と本気で思っているなら──
この本は、避けて通れません。
さーて誰の文章でしょう?
こんな記事・・・津本幸司の文章じゃないですよね・・・
