オクターバー
文字通りオクターブ違いの音を出してくれるエフェクターです。
珍しい機械ではなく、70年代から使われています。
私が独断でオススメを3つ選びます
ご自身で選ぶ事のできない方を対象にしていますので、お詳しい方はスルーして下さい。
ベスト3
ELECTRO-HARMONIX / NanoPOG
エレクトロハーモニックス
まずはこれです。1オクターブ下の音、1オクターブ上の音、原音の3つを調整するだけのシンプルな構造です。オクターバーってどういう感じの音がするんだろう?という初心者には持って来いです。ちなみに望まない原音が出まくるボスのオクターバーはオススメしません。
ベスト2
ELECTRO-HARMONIX / POG2 Polyphonic Octave Generator
エレクトロハーモニックス
ベスト2も同じくエレクトロハーモニクスです。これは2オクターブ上下がでて、さらに微調整ができます。オクターブ上下の音を鳴らしても実はあまり音が変わらないんです。(難しい話をすると、鳴らそうとしている音の、第2倍音がオクターブ上、1つ飛ばして第4倍音がそのさらにオクターブ上で、すでに原音に含まれてる音をちょっと持ち上げただけに聞こえちゃうからです)そのため、ちょっとだけチューニングをずらしたら、良い感じにオクターブ上下を追加したような感じになるんです。これがディチューンというつまみです。1オクターヴ上下だけでは物足りない方、もっと「オクターバー使ってますよ!」と主張したいギタリストにはバッチリのオクターバーです。
ベスト1
DIGITECH ( ) / Drop
デジテック
ベスト1はこれです。ワーミーペダルってありますよね。ピッチがワンワン変わるぺだるです。それをカチカチカチっと切り替えられるようにしたと考えて下さい。「ド」を弾いたら普通は「ド」が出ますが、1つ回すと「シ」の音がでて、2つ回すと「ラ」になって・・・7つ回すと「オクターブ下」と言う感じでどんどん下がっていくんです。オクターブだけでは物足りない方にはこれですね。
さらに、これをベスト1に選んだ理由は「踏んでる時だけオクターブ下げとかになってくれるスイッチ」が付いてるんです。「このフレーズだけ一瞬下げたい」という使い方ができます。7弦を持ち運ぶのは面倒だけどどうしても低音のCの音が必要な曲が1曲だけあるライブ・・・ありますよね。そんな時に便利です。
まとめ
オクターバーに迷ったら上記3つから選んで下さい。1オクターブ上下でオクターバーを経験したいギタリストはエレクトロハーモニックスのナノポグ。2オクターブ上下で重厚感を出したいギタリストはエレクトロハーモニックスのポグ2、1オクターブ下までピッチシフターのように下げたくて、さらに一瞬だけ下げたりする使い方をしたいギタリストはデジテックで決まりでしょう。
津本幸司
教則メソッドはトータル・ギター・メソッドをお選び下さい