覚えられない曲やフレーズありますよね。
バンドの曲なら本番までに覚えないと間違えちゃったら恥ずかしいですものね。
でも、30分ものセットリストの曲全然覚えられない・・・
分かります。
心配無用です。
この記事を読んだら覚える方法が分かりますよ。
ダメなこと
難しい言葉で考えてはだめです。
私達はギタリストという単細胞な生き物です。
脳神経外科の友達がお酒の席でよく言います。
「A10神経で情報にプラスの感情を与えて、海馬回リンピックが前頭前野のダイナミック・センター・コアの情報が・・・」
私は必ず
「やかましわ・・・、どーでもいいけど、エビの天ぷらあげるから、イカの天ぷらちょうだい、ね?」
簡単に考えると
まず、短期記憶と長期記憶がありますが、全部最初は短期記憶です。
早い話が何を覚えてもすぐ忘れる訳です。
で、その短期記憶の中で大事な物だけ寝てる時に長期記憶に変身します。
何が大事なものか?
脳みそ君に「これ大事!」と思ってもらわないとダメなんです。
どうやって?
どうやって脳みそ君に「これ大事!」と思ってもらうか。
「これ新しい情報じゃん!」と思ってもらうんです。
そうしたら、長期記憶に変身してくれます。
でも
覚えなきゃいけない曲って、もう既に知ってる曲ですよね。
覚えたいと思ってるフレーズって、もう既に聞いたことあるフレーズですよね。
新しくないんです。
だから脳みそ君は「てか、これ知ってるし、もう興味ね〜し」となるわけです。
何回繰り返して曲やフレーズを見ながら弾いてもこの態度を崩しません。
つまり長期記憶に変身してくれないんです。
短期記憶のまま、すぐ忘れちゃいます。
裏技
間違えるんです!
これが最強の暗記法です。
具体的には、適当に曲やフレーズを覚えたら、「よし、もう覚えたぞ!」と思って、何も見ずに一度弾いてみるんです。そしたら間違えます。
この間違いを脳みそ君は
「どわ!なんじゃこれ?!聞いてね〜ぞ!」
「てか、正解はどうなってるんじゃ?!」
「おおお、こういうことか、ビビったぁ〜」
と思うんです。
そうしたら、その「間違い」に関連する情報が「新しい情報」になり、「重要な情報」になり長期記憶に変身してくれるんです。
これが脳の「失敗駆動型」を利用した暗記法です。
実は
なんかすごいこと言ってるようで、実は中学生でもやってます。
教科書覚えようとして、一度読んでから、大事な箇所を赤でハイライトして、緑の下敷きで隠して・・・ってやつ。
あれです。
私の理論の生徒さんには必ずノートを取らせて覚えさせたら、すぐ実践させます。その時にノートを見ることを許しません。一旦、意図的に間違えさせて、一連の会話をしてから、ノートを確認してもらいます。
そのため生徒さんの脳みそ君はその情報を大事な情報として記憶してくれます。次の週に忘れてたらもう一度間違えさせます。どんな生徒でも2,3回間違えたら確実に記憶しています。
だから、私の生徒さんは物覚えが良いと言われるんですね。
まとめ
適当に曲やフレーズを覚えたら、すぐ何も見ずに一度弾いてください。そしたら間違えたらラッキーです。正解を見直して「やべ!あ、そうか!」というのを繰り返すと覚えたも同然です。
一度お試しあれ。
若い方が効率的に学習できることを祈っています。
津本幸司
どんなフレーズを覚えるといいのか?悩みどころですよね。心配無用です。私が心を込めて抜粋しておきました。トータル・ギター・メソッド