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【実話】30代半ばの音楽好き社畜が4年で脱サラした方法とは

【30代半ばのサラリーマン】

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今回は30代半ばのサラリーマンが4年で脱サラした方法をお伝えします。実話であり、本人に記事にする許可を取っています。追って動画でもインタビューを載せると思います。今となっては私の友達ですが、この4年間の奮闘記は2016年〜2019年の話です。

目次

【営業マン】

神奈川県で機械の営業マンをやっていた35歳の彼は、大学時代は軽音部だったそうです。大卒後にはアマチュアながらもライブハウスの箱バン(ライブハウスお抱えのミュージシャン)をやっていましたが、首になった経験もありました。それがトラウマになり音楽一本での生活は諦めて、数年のブランクを作ってしまいましたが、燃えたぎる内面の希望が消せずにいました。

私と合ったのは2016年12月、年末年始の5分刻みの総復習という2時間講座でした。音楽での生活を諦める要因など見つかりませんたので、徹底指導しました。しかし、普段のサラリーマンの生活が忙しすぎて自己成長させることが難しかったのです。

そこで彼は2017年3月「音楽家のタイム・マネージメント・セミナー」を受講し人生の時間配分を間違えていたことに気付きました。彼はその年の海の日の「音楽家のコーチング・セミナー」を受講し以下の3つを徹底管理しました。それらは以下の通りです。

  • ①タイム・マネージメント
  • ②ステート・マネージメント
  • ③グロース・マネージメント

この3つの徹底管理で全てが上手く行くことは科学で立証されています。自分自身でも証明済みですし、過去のコーチング・クライアントでも実証済みです。逆にこれをやらないことは科学に反して音楽家として生きることになるのです。つまり社畜で人生を終える宣言とも言えます。1つずつ見て行きましょう。

①タイム・マネージメント

音楽家は時間に価値をもたらす職業です。「ただ流れ去る時間」というものに、音楽と言う形のない聴覚用の刺激を作ることによってその時間を価値ある物へと変化させる魔法のような職業です。お客様はその時間に対価を支払って下さり私達音楽家は生活します。当然、自身の時間が管理できていない人が、他人の時間に価値を産むことはできません。そして昨今の時短ブームのせいで、このタイム・マネージメントを「時短テクニック」と勘違いしている音楽家が非常に多いんです。そんな表面的な問題でありません。この内容は3月の音楽家のタイム・マネージメント・セミナーで身に付けて頂きましたので、復習しました。

②ステート・マネージメント

ステート・マネージメントが海の日の音楽家のコーチング・セミナーの項目の1つです。(ちなみに項目は100個以上あります)私自身1996年に英語で身に付けたテクニックですので日本語にするのは難しいのですが

「自分の常態の状態を変化させるために意識・言葉・身体を管理する」

のです。意識が向いている方向にエネルギーは流れますので、焦点の当て方を考えます。自身の脳をハックするための言葉を使います。具体的には脳は現在・過去・未来の区別が付きませんので、希望を唱えてはいけません。「音楽家として生活したい!」というのが最悪の言葉です。「したい」というのは「現状は違う」ということを潜在意識に刷り込んでしまっています。「音楽家として生活してる」というのも足りません。心のどこかで「ホントは違うけどね」と思い込むからです。「音楽家としての充実した生活にどんどん近付いてる」がベストです。私自身20歳からこれは言っていますし、今でも言っています。どの状態でもウソではありませんし、どの状態でもゴールがないので、永久に効果のある言葉です。これはほんの一例ですがこのような言葉を勉強します。科学的にはNLP(Neuro Linguistic Program)の効果と同じです。最後に身体はフィジオロジーという身体動作の状態を変えます。当然ながら暗い顔してうつむいていたら「理想に近付いてる」とは思えないのです。これら3点の管理は勉強するだけでなくて、筋トレのように日々の練習が必要です。腕立て伏せのやり方を勉強してその後何もしなければ効果がないのと同じです。この継続の手段も彼は徹底的に学びました。

③グロース・マネージメント

これは成長の管理です。時間が経過すると向上するために行っていた普段の行動に慣れてしまい、ルーティン化してしまい、惰性で動いてしまい、前進と足踏みの区別が付かなくなり、タダの空回りになる・・・症状が起こります。①タイム・マネージメントと②ステート・マネージメントができる人ほどのこの罠に陥りやすいのです。従って、「確実に成長している記録」を毎日付けます。小さな成功体験と成長記録を止めない推進力を身に付けるのです。一日1%の向上をすると年間に何%の向上になると思いますか?まさか365%と思ってませんよね?それでも3.5倍ですのですごいことですが、実際には1.01^365=37.8ですので3780%の成長です。この38倍もの成長を管理する方法を身に付けるのがこのグロース・マネージメントです。

【3年の停滞】

上記3つの管理を徹底した所で一筋縄ではいかないのがこの世界です。耐える時期、受け流す時期、好転させる時期などを経て、ダメになりそうな精神状態を乗り越えました。彼と繰り返し唱えたのは先にも述べた「筋トレと同じですからね」と言う言葉でした。筋トレもやり方を知って繰り返すのは当然のこと、筋トレのやり方も上手くならなきゃいけないんです。そして筋トレ以外の時間の使い方がいかに筋トレに影響を与えているかも考えるからボディ・メイクができんるです。本人とこの理念を貫くことができました。

石の上にも三年・・・楽器の技術的にも厳しい練習を乗り越えました。

【2019年12月】

最初にお会いしてから丸4年。彼が音楽仕事として選んだのはなんと「過去に首になったライブハウスの箱バン」でした。運営会社もメンバーも変わっているので、首にした上司や他のメンバーなどの他人へのリベンジではありません。過去の自分へのリベンジだったのです。見事オーディションに合格してサラリーマンとしての収入を超すことができたので晴れて脱サラできました。

まとめ

彼は「4年も掛かりました」と言っていましたが、たった4年で脱サラするなんて凄いスピードです。脱サラを目指す方は焦らず頑張って下さい。

おまけ

この話には続きあり、4ヶ月後の2020年4月のコロナショックで脱サラする前の会社が倒産したんです。冷や汗・・・

社畜で使い捨てられる人生・・・避けることができてホント良かったです。

津本幸司

彼が上記3つの管理を学んだセミナーの詳細はこちらです。席に限りがありますので「音楽好きな社畜で人生終えて大丈夫な方」は見ないで下さい。

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