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大人の音楽家に必要な心理的レジリエンス

逆境

2022年に入ってからお仕事の不調の相談を受けることが多くなりました。時期的なものか、季節的なものか、偶然かは分かりません(このような事象に「だって今はこうだから」と原則を導こうとするのは愚行)。こんな逆境時にこそご自身をコーチングする必要があるんです。私自身が多くの音楽家を育ててきた音楽家コーチングの方法を、自身で行うセルフ・コーチングに適応することにより大人の音楽家が逆境を乗り越えられるようになります。

レジリエンス

表題にあるように必要なのは心理的レジリエンスです。レジリエンスとはマイナス方向に作用した時にバネのように跳ね上がる力のことです。よくあるのは以下のような図です。

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ちなみに図中の人のような図は私、津本幸司が開発した世界共通言語文字である「ギタリスト」です。

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「ギタリスト」と読みます

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書き順は頭書いて、「ん」で身体と脚を書いて、ネック書いて、ボディ書いて、腕を書きます

トランポリン

並大抵のレジリエンスだと音楽家はたんなるアップダウンを繰り返すだけに過ぎません。下にレバレッジが掛かったトランポリンを用意しておく必要があります。以下がそのイメージ図です。

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つまり、フラットな状態より下に行けば行くほど、その後の向上率が大きくなります。さらに時間的にも緩やかに落ちてるのに急峻に上昇するようになります。

どこかの国では、濡れ衣着せら世間に晒された半年後に民事訴訟で大勝利し慰謝料で大金ゲットした音楽家もいるそうです。

鍛え方

ただそのレジリエンスの鍛え方が分かりませんよね。その鍛え方を知る前に「なぜ自分にはレジリエンスが足りないのか」を知る必要があります。それは、好ましくない出来事を「自分だけに対する当てこすり」だと受け取ってるからです。自分に関係ない事まで「自分の事に違いない」と受け取ってしまい、それに反応して「自分は悪くない」となり、「なんで自分だけ」と被害者ぶり、「あれのせいだこれのせいだ」と責任転嫁・・・あげくの果てに冒頭で述べたように「だって今はこうだから」と自分とは無関係なところに原理原則があると思い込もうと屁理屈を並べるわけです。これをすると下に行ったら行きっぱなしの音楽家人生になります。

鍛えるには「サンキュー!」の一言から始めると良いでしょう。私が20歳の時に教わった方法です。

  • 仕事が首になったら「サンキュー!起業の機会をくれて!」
  • 離婚したら「サンキュー!新しい恋愛のチャンスをくれて!」
  • 大損失を被ったら「サンキュー!節約の大切さを教えてくれて!」
  • 大ケガしたら「サンキュー!休養のチャンスをくれて!」

最強のモンスター

ゲームや映画で攻撃された部分がより強靱になるモンスターがいるのをご存知でしょう。自分がその最強のモンスターだと思えば、逆に攻撃されるのが楽しみになりますよ。

まとめ

逆境に立ち向かう大人のギタリストのヒントになれば嬉しく思います。

津本幸司

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