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全ての音楽家が増大させるべきたった一つのこと

現代の音楽家

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今の時代プロもアマチュアも境目がなくなった音楽家。楽器演奏に真面目に向き合ってる方なら立派な音楽家です。そんな音楽家が増大させるべきたった一つのことがあります。それが行動ボラティリティです。私自身が多くの音楽家を育ててきた音楽家コーチングの方法を、自身で行うセルフ・コーチングに適応することによりご自身の行動ボラティリティを上げることができます。

ボラティリティとは

まずボラティリティとは変動幅を意味します。本来は投資やトレードの用語ですが、100円儲かる可能性もあれば100円損する可能性もある場合よりも、1万円儲かる可能性もあれば1万円損する可能性がある方が「ボラティリティが大きい」と表現します。

音楽活動において行動のボラティリティを大きくします。つまり、大きく成功する可能性もあるが、大きく失敗する可能性もあるという状態に持って行きます。

通常の音楽家は大きな成功は夢見ることができても、大きな失敗は精神的に耐えることができないんです。ダニエル・カーネマンのプロスペクト理論です。脱サラ音楽家を夢見ながらずっと足踏みしてる人はそれが原因です。当然すごく怖いことです。限りある人生の時間をすり減らしてまで恐れることなのはご自身が一番よく分かると思います。そのため一般的な音楽家は失敗を最小限に留めようと尽力します。成功と失敗のボラティリティが表裏一体なので、成功する可能性も最小限にしてしまってるんです。何の活動もせず、誰にも聞かせずに家でちまちま弾いてるだけだと誰からも酷評されずに済むので安心ですが、誰からも良い評価ももらえず、大きなチャンスがドバドバ過ぎ去っていくのに気付くこともできないんです。

ポイント

だからといって明日から恥を承知で頑張ろう!という気にはならないでしょう。精神的なダメージに覚悟ができていないからです。その場合は「感情ボラティリティを最小」にします。大きな成功しても大きな失敗をしても「動じない精神力」が身に付けばオーケーです。

コツ

その動じない精神力を身に付けて感情ボラティリティを最小にするコツは「小さな声でしゃべる」ことです。感情ボラティリティの大きい人は人前で大きな声でしゃべるというのが数多くの研究結果で出ています。だから順序を逆にして無理矢理小さな声でしゃべるようにすればボラ(略語)も小さくなります。試しに小声で大喜びしたり、激怒してみてください。バカバカしく感じますよ。

まとめ

音楽家は行動ボラティリティを増大させて、感情ボラティリティを最小に保ちましょう。

大人の音楽家の行動指針設計に役立つと嬉しいです。

津本幸司

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本当の音楽理論についてはこちらにまとめ始めています。

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ある程度まとめ終わったら消す可能性もありますので、コピペを忘れずにやっておいて下さいね。