自己音楽能力
この記事を読む音楽家はプロ・アマ問わず、音楽家としての自己能力を爆上げしたいことでしょう。私自身、多くの音楽家を育ててきた音楽家コーチングの方法を、自身で行うセルフ・コーチングに適応することにより音楽家が自己能力を爆上げする方法が分かります。魔法ではありません。コーチングとは自己能力を引き上げる行為そのものですのでそれを地道に自分でやって頂くことに他なりません。
目次
1.行動パターン日誌を付ける
特定の状況下で特定の行動を取ってしまうのが私達大人の音楽家です。自己能力の向上に繋がる行動パターンになっているかを、素速く客観的に見るには日誌を付けて翌日見るのがいいでしょう。
2.情動パターン日誌を付ける
特定の状況下でどのような情動にかられるかの傾向を日誌に付けます。二週間も経てばパターン化された自分の情動に気付きます。
3.認知パターン日誌を付ける
特定の状況下でどのような認知パターン、つまりどのような思考パターンが心に組み込まれるかを日誌に付けます。
例1
素晴らしい音楽を聴いたとしましょう。行動パターンとして素晴らしい音楽を聴いたらすぐにマネしたくなる、口ずさみたくなる、メモを取りたくなると記載します。情動パターンとして笑顔になる、感動して涙がでる、アドレナリンがでると記載します。認知パターンとして音楽理論的な解釈ができるように勉強しようと考えたと記載します。
例2
素晴らしい音楽を聴いたとしましょう。行動パターンとして欠点を探して大声で言いふらすと記載します。情動パターンとして妬むと記載します。認知パターンとして、自分にはできそうもないので、その手の音楽を嫌いになろうとする傾向を記載します。
まとめ
上記の方法で毎日日誌を付けると自分自身の3つのパターンが分かり自己能力の爆上げに繋がります。なんと、上記例だと例1より例2の方が反省点が多いため爆上げの比率が上がるのが不思議なところです。裏技がたくさんあるのですが、まずはこの方法が音楽家が自己能力を爆上げする手助けになれば嬉しく思います。
津本幸司
音楽コーチングの他の記事は以下からご覧下さい。
音楽家がセルフ・コーチングできるようになるセミナーは7月の海の日開催です。募集は数ヶ月後です。セルフ・コーチングができるようになるには脳内準備運動が必要ですので、このように週に数回コーチングの記事を書くことにしています。受講希望者は関連記事をお読み頂ければと思います。(募集開始後数分で満席になると予想されます)