とめない!
ギタリストにとって、とめたらもったいないことが一つだけあるんです。
何か分かりませんよね。
心配無用です。
この記事を読んだらギタリストがとめてはいけないたった一つのことが分かりますよ。
結論
とめてはいけないのは
推進
つまり前に進むことをとめたらもったいないんです。
推進
推進とは前に進むことです。推進って推進することで推進力っていう力が生まれるんです。つまり前に進む力ってことですよね。さらに慣性の法則みたいなのが働くんです。宇宙空間でロケットが噴射無しで進み続けるようなものです。つまり、ほっといても前に進むので、わざわざとめるってのはめちゃくちゃもったいない・・・どころか反対側に力を加えてるのでミュージシャンシップに反した行為なんです。
例
私はISMギタリスト養成所というプロ・ギタリスト育成機関を運営しています。ISMでは予算がかかることですので、受講生に通所の回数を提示することはないのですが、「イーブン・ペース」で通うことを推奨しています。つまり、ある月にたくさん詰め込んで、ある月におやすみが多い・・・ということを避けるようにしています。その理由は推進力を一定に保つためです。
昔こんな生徒がいました。その生徒は30代のサラリーマンでした。毎週2時間ずつ通っていました。ある月に1週間だけ予約が入っていない日がありました。私はてっきり、お仕事のご都合か、ご家庭の法事か、はたまたご予算の都合なんだろうと思っていました。もちろん、そのお休みの理由を追求することはありません。ただ、時折弊社の予約システムのエラーが起こることがあるので、普段と異なる予約率の方は口頭で確認するようにしています。
「○○さん、来週はお休みですよね?」
その返事に驚いてしまいました。
「はい、来週は練習したいので。」
お分かりですよね?本末転倒です。なぜ逆側に噴射してまでロケットの推進力を止めてしまう・・・しかもその理由が前進するため・・・もうめちゃくちゃです。
数年通った生徒でしたが、説明する気も失せてしまい、その場で退会して頂きました。その考え方である以上、一生掛けてもプロになれないからです。
その後半年間にわたり再入会を希望されましたがお断りし、今ではカラオケ店員で生計を立ているようです。
自分の持ってる推進力が意外と盲点
意外と自分が持っている推進力に気付かないギタリストが多いんです。長年推進していいるとあたかも前進していることが当たり前のように感じてしまい。あたかも「止まっている」ように感じてしまい。本当に止まった時に「あれ?今まで前進してたんだ!」と気付く・・・とめてしまったことに後悔して再開しようとしてもその長年の推進力をリカバーするのは至難の技・・・もったいない話です。
まとめ
プロの音楽家を目指す皆さんは、今当たり前のように続けていることがどれだけの推進力を生んでいるかを、考えて「とめない」よう注意してください。
タイム・マネージメント・セミナーはそろそろ満席直前です。お早めに。
【2021年4月ピッキング集中講座】詳細希望の方は事務局に「4月詳細希望」とメール下さい。公開前に応募可能。asiansoundinternational(アットマーク)gmail.com
ちなみにこの手のセミナーや集中講座は推進力を生むものではありません。
受講する必要はありません。
なぜならば
スタートを切るものだからです。
スタートしてないギタリストが推進力を保つのは無理かもしれませんw
『いやいや、推進力もへったくれも今・・・止まってるし・・・ってか、まだ動いてないし・・・www」
と、陰口叩かれてないことを祈ります。