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3名の50歳ギタリストの末路

三匹の子ぶた

津本幸司 三匹のこぶた

津本幸司 三匹のこぶた

まさに『三匹の子ぶた』のようなストーリーですが、実話です。

25歳の時に知り合った3人のギタリスト達・・・連絡は途絶えていますが、全員同い年であり、ネットでは私も含めて近況を知ることができます。

25年の年月

私も含めて50歳ですので1999年から25年の年月が経っています。

1人目

彼は独身の引っ張りだこのライブ・ミュージシャンでした。インペグ屋(ミュージシャンを抱える事務所)に所属して、このアーティストのバックで演奏して、次はこの歌手で、次はこのツアーで、次はこのテレビで・・・と頑張っていました。演奏は素晴らしいです。

体重は70㎏でした。

ここだけの話ですがライブ・ミュージシャン、ツアー・ミュージシャンというのはツアー先で「入れ食い」状態なんです。つまり、女とやりたい放題やるのがもう当たり前になっていました。

彼はキャッシュ・フローを名目にとにかく旅先で豪遊しまくりました。

2人目

彼は彼女と同棲しながら、共働きで、彼女が派遣社員、自分がギターの講師をしあんがら、家で制作するのが好きなギタリストでした。引きこもりながら良い物をじっくり作るタイプの音楽家です。演奏も音源も素晴らしいです。

体重は58㎏でした。

生活は彼女と合わせて何とかやっていけましたが、日々の暮らしに追われていました。でも、贅沢に興味がないらしく無駄遣いもしませんでした。

しかしパーキンソンの法則といって20万円入れば、20万円使い、40万円入れば40万円使うという貯蓄とは無縁な生き方でした。

3人目(私)

25歳当時は結婚2年目で妻が妊娠中でした。前年にスタジオと一軒家を建てて、メジャーデビューした後、所属事務所とレコード会社ワーナーを辞めて、独立起業に向けて準備していました。

体重は63㎏でした。

持ち家と、企業の資金でかなりの出費でしたが、確実に収入があったら20%はアメリカに投資をしながら10%で積極敵なトレードをやっていました。当時はまだネットが遅いので新聞を見ては電話で注文というスタイルです。大型株のトヨタなどをやっていました。

同時にコモディティ(金、コーヒー、とうもろこし、大豆、石油、豚肉)も買い集めていました。

出産に備えて貯蓄もするので、遊ぶお金はありませんでした。

飲み会、クラブ、レコーディングの打ち上げ、合コン、一切行きませんでした。(そもそも興味がないのと、人付き合いができないというのも理由の一つです)

2024年現状

1人目はコロナを期に仕事がなくなり、見た目も現在90キロぐらいの体重になりライブの需要がなくなり、いまだに独身で、今月白血球が多すぎる病気で入院中です。会社名義でお見舞いの品を贈りました。ホント、お大事に。

2人目はいまだに当時の生活を続けています。籍は入れたそうですが、同い年の奥様が派遣社員として働き、25年前と同じマンションの一室でギター教室をやりながら劇伴(テレビドラマの音楽など)を制作しています。機材は良い物がずらりと揃っています。ギターも高級ギターがずらりと並んでいます。衣服は興味がないようです。体型は維持していました。すべて維持していました。老化は免れないようです。

3人目は11年前にFIREしています。

いいたいこと

ギタリストよ、『三匹の子ぶた』を思い出してください。

25年で天と地の差になります。15年で結果は出ています。10年で先は見えます。5年で岐路が明確になります。

始めるなら今ですよ。

是非、以下の本を読んでおいてください。

最後までお読み頂きありがとうございます

津本幸司

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来年2025年にFIREしたい人はお急ぎください。