クリスマス曲
我々日本人はあらゆる勘違いをしながらクリスマス音楽を聴いてます。グローバルに恥をかかないためにも勉強しましょう。はっきり言って以下の話を日本人の私がアメリカやイタリアでしてます。ま、世界的に勘違いしてるんですよね。
1.バッハ 主よ人の望みの喜びよ
バッハは毎週教会用の曲を1曲ずつ書いてたんです。それを5年続けたんです。1年は50週あるので250曲も書きました。現在では400曲しか残ってませんけどね。そのうちの1つであり、この曲だけがクリスマス専用ってわけじゃないんですよ。
2.シューベルト アベ・マリア
これは日本人勘違い曲です。歌詞がアベマリアなだけで実際には「エレンの歌 第3番」であり、『湖上の美人』という叙事詩に「マリアさん助けてぇ」って部分を聴いた人が「あ!クリスマスソングだ!」と思っただけ。
3.ヘンデル メサイア ハレルヤ
これはアメリカ人の勘違い。昔、ロンドンで王様がスタンディング・オベーションを誘発したので、やたらスタンディング・オベーションが好きなアメリカンがクリスマスに大声で歌い始めたんですよね。内容は別にクリスマス関係ないし。
4.モーツァルト アヴェ・ヴェルム・コルプス
これは奥が深すぎです。まず、バッハとかってドイツのマルチンルターが始めた宗教改革の後のプロテスタント用なんです。先にカトリックがあって、それを宗教改革で「プロテスタントっていいよね」ってなったわけです。さらにそれに対抗して「やっぱカトリックがいいんじゃない?」ってのが対抗宗教改革です。そのテーマソングみたいな感じで使われてるんです。ま、聖体祭で使われるのがメインです・・・で、この聖体祭って6月ww
5.ルロイ・アンダーソン そりすべり
これをクラシックと呼ぶべきかどうか分かりませんが、ま、クラシックでいいでしょう。季節はバッチリですが、別にクリスマス用に書いた曲じゃないんですよね。でも、誰かが歌詞付けちゃうし、クリスマスのデパートで流したら買い物する気になるってことで年末商戦の武器として使われてるんです。
まとめ
いずれにしても一応聴いておきましょう。通勤時間に聴き終えると思いますよ。
本日も元気にいってらっしゃいませ!
メリークリスマス
津本幸司
音楽聴き終わったら本を聴くのが良いと思います。