ジャズ・ギター
ジャズって、なんともとっつきにくいジャンルですよね。特にジャズのアドリブなんて意味不明ですよね。私もロスの音楽高校時代から苦手でした。バークリーでもジャズは苦手でした。技術点やロック演奏点は高いのに、ジャズ演奏点が異常に低くバッシングのターゲットになっていました。そんな私がやりまくって、そして過去30年の指導人生の中で教えまくった秘密の上手くなる方法をご紹介します。
結論
フェイク・シャドーイングをします。
これだけです。
シャドーイングとは
シャドーイングとは特定の奏者の演奏をまるごとコピーして音源に合わせて一緒に弾くことを意味します。これは特定の奏者の技術や音選びやフレージングを身に付けるのに最適な方法ですが、非常に時間が掛かります。特に聴音能力がない段階でシャドーイングしようとすると採譜に時間が取られて技術練習にまで時間が回せません。
フェイク・シャドーイングとは
そこでオススメなのがフェイクすることです。つまり、なんとなく雰囲気だけその特定の奏者の真似をしながら音源に合わせて一緒に弾きます。これだと曲のキーさえ分かればなんとなくこなすことができますし、今すぐにでも始められます。
具体的に
具体的には自分が「こういう演奏したい」という奏者を1人見つけます。大学時代の私はにその奏者はケニー・バレルでした。そしてその奏者の「このアルバムの演奏がしたい」というアルバムを見つけます。大学時代の私はポール・チェンバース(ケニー・バレルがギターで参加)の「Bass on Top」というアルバムでした。そして、エンドレスでそのアルバムを流します。大学時代の私は最低5時間、最長は24時間で寝ている間も流していました。CDラジカセの時代なのでボストンのバスルームにも持って行き、トイレ時もシャワー時も流していました。そしてギターを持ったら「現在流れている場所を真似」します。完璧にコピーしなくて大丈夫です。雰囲気だけ真似します。弾けなくても間違ってても、あたかも自分がそのアルバムのギタリストであるかのように弾きます。数時間弾くとどちらが先か分からなくなります。自分が思いついたフレーズをCDが解釈して弾いてくれてるように聞こえます。何度も繰り返しているからこのように錯覚するんです。これを数日続けると自分が弾いたものをCDが真似してるように聞こえてくるんです。
結果
これを続けてからセッションに出かけると「ヘイ・メ〜ン!ドゥ〜・ユ〜・ライク・ケニー・バレル?」とか言われるようになります。これで完成です。
これが真似したアルバムです↓
まとめ
フェイク・シャドーイングでジャズ・ギターをマスターして下さい。質問ありましたらFacebookレッスンでお待ちしています。
津本幸司(he/him)
あ、そろそろ名前が変わりました。