正しいピックの持ち方 その②
正しいピックの持ち方を12名のギタリストに協力いただいて紹介する記事の続きです。昨日の記事はこちら。
お知らせ
音楽家コーチング記事はnoteに引っ越ししました
4人目のギタリストの場合
このギタリストはピックの側面を上手くして、絶妙なスクラッチ音をお使いになる方です。指先のコントロールというより、親指と人差し指の第1関節をダイナミックに使いピックの「面」と「側面」を弦に深く潜り込ませることなくコントロールするというイメージです。スタイル的にはブルージーで良い意味で男臭くなる印象です。しかし、ジャズ・フレーズやテクニカルなロック・フュージョン・フレーズになると、スクラッチ音を減らす弾き方をされます。このようなスタイルの場合は親指と人差し指がクロスするように持つ方がいいでしょう。写真のように親指がピックからはみ出す感じです。この方はさすがですね。筆圧の強い人が鉛筆を握るイメージというと想像つくでしょうか。
5人目のギタリストの場合
6人目のギタリストの場合
このギタリストはレスポールやPRSを立って弾いておられます。普段は腕や肩の力が入りすぎていないか注意深く見ているのですが、そこに私の意識が行くのも、親指がグッと反り返って力が入りすぎているように見えるからです。押さえている場所は完璧なので親指の第一関節が反対側に反り返らせずに、ふわっと持つと完成すると思います。
確認方法としてオルタネイト・ピッキングを録音して、アップ・ピッキングの音量がダウン・ピッキングと揃っていれば大丈夫です。恐らくこの状態で録音するとダウンが強く、アップが弱くなると思います。
まとめ
トータル・ギター・メソッドⓇのフェイスブック・レッスンはロムって頂いても(ミルだけ)でも十分勉強になるように指導しています。他のギタリストへの指摘が自分にも当てはまるということがたくさんあるからです。是非ご利用ください。