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歪みエフェクターの個性を知る!

歪みエフェクター

ディストーションやオーバードライブなどの歪み系のエフェクターってたくさんありますよね。回路の違いや部品の違いであらゆる個性が作れるんです。今回は専門的な音響学・音響心理学・統計学・工学の言葉をなるべく使わずアマチュアの方でも分かりやすく説明します。

オペアンプとダイオード

歪みエフェクターの回路で音を歪ませるのはオペアンプとダイオードの2つなんです。両方入ってるんです。最初オペアンプでちょっと歪ませてから、その後ダイオードでもっと歪ませるって考えると分かりやすいでしょう。だからその2つの種類で音が変わりますよ。オペアンプはどれも似たり寄ったりですが、ダイオードが個性を決めるんです。

ゲルマニウム・ダイオード

ゲルマニウム・ダイオードはコンプレッサーのような音の歪み方になります。弾くに力が要るというか、物足りない歪みというか、良い意味で古くさい感じの音です。ブルース・ギタリストにオススメ。

シリコン・ダイオード

シリコン・ダイオードはよく歪むと考えていいでしょう。モダンな歪みになります。深く歪むので軽いピッキングでオーケー。ハードロックやヘビーメタルの方にオススメ。

LED(ライト・エミティング・ダイオード)

LEDはチューブの倍音構造に似てるのでチューブ・アンプがお好きな方にオススメ。

配置が問題

配置が色々あるんです。ダイオードを回路の行きと帰りに1本ずつ使うのが一般的なのですが、同じ種類のダイオードを同じ数使うと対称配置、行きは1本で帰りは2本とかにしたら非対称配置、さらに行きはシリコン・ダイオードで返りがLEDにしてさらに本数を変えたりすることもできるんです。可能性は果てしない。ま、だからどんな音がするか楽しみなんですけどね。

都市伝説

このエフェクターはこのダイオードのこういう配置だからこういう音がする!っていう文句を世界中の音楽雑誌で見ると思います。これらが全部「都市伝説だ!ウソだ!」と音響学と統計学で証明してミラノの学会で発表したら・・・敵が増えました(笑)ただ、どうせ引退したら一生関わらない業界なので関係ねーしww

使うギターも違えば、ピッキングも違えば、人の感じ方も違うのでダイオードの配置なんていうたった一つの独立変数だけで、音の個性という従属変数を一般化するのは統計学上ナンセンスなんです。

で、私はこの手の音響心理学を調査する古典的統計である頻度論主義自体を2019年に「おまえらバカだ」と言い放ったのでかなり敵視されてます(笑)ただ、本心です。ま、関わることのない奴らなので関係ねーしww

まとめ

結局の所、弾いてみて「あ、良いかも」って思ったらそれが個性の全てなんです。言葉で個性を形容する必要ないんです。これを専門用語でLLD(ロー・レベル・ディスクリプター)といいます。んなの無視!無視!

質問お待ちしています。

津本幸司

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今日2021年11月26日はAmazonでお買い物がお得な日でしたっけ?

2021年11月25日の記事でも書きましたが880円のこの石けん使ってみて下さい。男の毛穴がどうなるか実感できますよ。