ギタリストの手
はじめまして、昔ギタリストをやっていた津本幸司と申します。左手の親指以外の4本に保険を掛けていました。一度も保険料を回収することなく引退しました。もちろん良いことなのですが、掛け捨てのパーツ保険ってのはめちゃくちゃ高いのでなんか損した気分になってます。でも、怪我なしで過ごせたのは生活の中で手を守るようにしてきたからです。これはマネして下さい。
ドアノブ
右手の中指薬指で開けます。事故が起こってもタッピングができなくなるくらいです。
重い物
重い物は左手で持ちます。あれ?逆じゃない?って思うでしょ? 右腕は動きが大事だから左の腕に不可がかかるようにするとバランス取れるし右腕いためなくて済むんです。
刃物
刃物は使いません。
プルタブ
プルタブは爪がヤバイです。配偶者か子供かアシスタントに開けさせます。(友達に頼むと嫌われます)
すれ違い
人とすれ違う時は左手を後ろに回します。そして自分の右肩が相手とすれ違うようにします。これ左側通行に慣れている日本人は難しいのですがなるべくやってください。
指入れない
これはマジな話ですので、真面目に捉えてください。指入れて腰ひねられたら一発アウトです。音楽人生を終わらせてまで指を入れる必要はありません。
握手
握手を求めてくる人がコロナ前はたくさんいましたが、丁重にお断りしましょう。私達は「事務所の方針で」とか、「商売道具なんで」とか言えますが素人さんは言えないと思いますので「今手の甲の骨ちょっと傷めてまして・・」とか、「乾燥で切れてて」とか、「今ステロイド系の薬塗ったばっかりでして」とかが使えるフレーズです。
野菜
野菜不足だとささくれができたりしますので、たくさん食べましょう。指の外側だからなんてことないと思うでしょ? これがですねぇめちゃくちゃ演奏を左右するんです。
と、言うのも、例えば全身健康だとして、虫歯が一本あるとしましょう。1日中痛い虫歯のこと考えてしまいますよね。ささくれでちょっと痛いだけで指の外側に意識が行ってしまうのです。
私が作法のレクチャーで話すことですが「小指を意識しろ」と言うと、手全体が美しく動きます。最も意識しにくい一点を意識すると全体が整うのです。逆に今まで意識してなかった爪の生え際のささくれなんかに意識が行くと、全体がバラバラになります。
私はささくれのある生徒が上達するためにはまず栄養的にささくれが治るようにするのが最初だと教えています。
おしまい♫
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