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ギターフレーズ練習術【2022年末用】

フレーズ

ギタリストにとってフレーズの練習が最も時間が掛かる内容です。スタイルも、長さも、難易度も様々です。気がついたら同じフレーズをずっと練習していたということもしばしばありますよね。そしてその長時間の練習が「下手を定着する練習になっていた」という経験はありませんか?私は個人的に世界中のギタリストがこの失敗練習をしているのを見てきました。2005年前後はボストン・ロス・イタリア・北京・ヘルシンキなど北半球をこの講義だけで飛び回る生活でした。(なぜかオーストラリアとニュージーランドとブラジルからは呼ばれなかったww不人気ww)

結論

結論としては一口サイズに細分化するだけです。この細分化の方法にちょっとしたポイントがあります。

例えば

料理に例えましょう。私は卵焼きすら作れないヤツです。でも銀座中のグルメは食べ尽くしてます。シマダイをシャンパンに合わせるなら2切れで十分です。キャビアなら18グラムを2人で分けるのが丁度いいです(娘のお気に入り)。カモのココットなら100グラムでワイン2杯と合わせます。シャトー・ラトゥールにハムを合わせるなら3切れが適量です(娘のお気に入り)。オーパス・ワンにフォアグラのテリーヌを合わせるならスプーン3杯分が丁度いいです(私のお気に入り)。白ワインなら牡蠣を2個がいいです。シャプティエ・バニュルス・リマージュを一杯飲むなら生チョコ2つがいいです(娘のお気に入り)。キヌアのサラダならボールに一杯が適量です。ビールに蕎麦掻きを合わせるならお茶碗に一杯が必要です。吉兆で鯛飯を食べるなら土鍋満杯が必要です。

つまり何をどうやって食べるかによって一口サイズとその適量が変わるんです。そしてシマダイ2切れは1500円ですが、キャビア18グラムは1万円です。ビールは1杯600円ですが、シャトー・ラトゥールは1杯1万円です。質(金額)も考慮すべきです。

さらにお皿や、盛り付け方や、誰と食べるかや、接客や、室内温度、香りからも適切不適切が生じてしまうことに注意して下さい。

ギターフレーズだと

スケールの往復フレーズが2小節あるなら、1小節ずつに分けて、5分ずつ練習すればいいでしょう。だけど、それが超高速・高難易度(超高額)ならもっと細分化する必要があるでしょう。そして、その細分化した単位を5分ずつでは足りないかも知れません。練習時間、環境、室温、体調などからも適切不適切が生じてしまうのもお分かりでしょう。

方法

あらゆるフレーズを自分の裁量で適当に細分化して、難易度をランキングつけます。5段階くらいで良いでしょう。そして最高難易度の分量と最低難易度の分量の比が1:5になるようにします。つまり難しいほど少量になるということです。そしてテンポを最も効率良く練習できるように設定します。そして、予備練習が必要な項目を書き出して別途練習するようにします。その予備練習(スケールやアルペジオや基礎テクニック)なども同じように細分化して、難易度ランキング付けて、分量調整します。これを自分がマスターしたい全てのジャンル、スタイルで準備すれば確実にギターフレーズはマスター出来ます。

お察しの通り

お分かりの通り、こんなことは音楽を学習する人が出来るわけありません。だから私が世界中飛び回って手取り足取り音楽大学や音楽専門学校の先生達に教え込んだんです。でも出来ません。そんな暇人どこにもいないからです。

しゃ〜ね〜なぁ!よっしゃぁ!ワシが作ったるぞぉ!

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ありがとございます。

津本幸司