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津本幸司が本に太字を付けない理由

太字

今時の本には強調したい部分を太字にしていますよね。もっとも効率の良い伝え方だと思います・・・が私、津本幸司は一切やりません。これって最もアホな方法だからです。筆者にとってではなくて、読者が損をするんです。

どうして読むか

なんで本なんか読むかと考えると、知らないことを知っていることにするためです。不可解なことに思考を巡らせて答えに辿り着くその知的冒険に意味があるんです。

その宝探しの答えをこっちで提示してどうすんねん・・・

違う宝がある

こちらの意図と異なる部分を考えて、こちらが正解としている事柄とは違う宝物にありつく方もいらっしゃいます。AIに読ませると良く分かります。私としては「そうじゃないんだけど、そう捉えたのね」とも思えます。

でも、太字がある本をAIに読ませたらたいてい同じ要約になります。これがもったいない点です。

ドストエフスキー

また、この津本幸司ってのはドストエフスキー、ドストエフスキーってうるせーなー・・・って最近はボストンの音楽家達にうざがられています・・・が、まぁ我慢してください。

ドストエフスキーの本も600ページ目くらいで驚きの一文が出てきたりするんです。当然太字なんてありません。

この宝探しゲームに取り憑かれているのがロシア文学マニアなんです。

このゲームをしないと・・・

はっきり言ってこのゲームをしないとアホになります。中には、「大事なところに赤線を引いて読んでいます」というマヌケまで出て来る始末です。たいていこの読み方するのはジーマーチ以下出身でサラリーマンやってます。それもそのはず、日本教育において労働者量産計画の方法の1つにこの

「自分が既に知っていて、自分が大事だと思うところに線を引いて、思考を固めて、外部からの新しい刺激を遮断して、組織の言うことに永久に従い続ける」

ことがあるからです。

「あー自分だ!」

と、思ったそこの包茎・・・そう、オマエだよ。

抜け出す方法

この状態から抜け出すには、上記のような文章を読みながら「どれが筆者が大事だと思っていて、どれが読者の自分にとって大事で、どれが自分が読み飛ばしたくなる部分で、どれが意味も無いのに繰り返して読もうとしてるか」を考えることです。

例えば

今ざーっと読んでいて、ドストエフスキーとか出てきた瞬間に読み飛ばそうとしたと思います。そして、サラリーマン批判の部分を嫌悪感持って読みながら、包茎の部分を無意味に読み直したでしょう。こういうのって書いている側がコントロールしてるので、そのまま読むと損をするんです。

自力を信じて知恵を得て下さい。

日本のギタリストを応援しています。

津本幸司