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今さら聞けない!フィンガリングの基本5つ!

左手

フィンガリング、なんとなく押さえていませんか?
ギターは「押さえる」「弾く」それだけの作業です。とても大切なのはご存知の通りです。だけど今さら「どうやってフィンガリングするの?」なんて聞けないですよね。

心配無用です。

この記事を読んだら今さら聞けないフィンガリングの基本5つが分かりますよ。

基本1

指先で弾く

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当たり前のようですが、これができないんですよね。日本だけでなく、アメリカ、中国、イタリアなどどこの国のギタリストを教えても最初に言うのは決まって

「もっと指先で弾くように」

10年以上私が教えている生徒に言うこともやはり

「もっと指先で弾くように」

コツとしては自分の左手の指先でスマホの裏側をコロコロコロ・パラパラパラっと叩いてみて下さい。今、スマホに当たっている箇所が弦に触れるべき所です。ついでに指をピンと伸ばしてコロコロコロ・パラパラパラと叩こうとしてみて下さい。弾きにくいでしょ?そして音がペタペタペタとなってしまうと思います。当然技術に影響しますので注意して下さい。

基本2

押さえる時は空中で準備する

f:id:totalguitarmethod:20190422102604j:plain写真は1弦の8、10、12フレットを押さえる形です。この状態は8フレットと10フレットを弾き終わった状態です。見づらいかも知れませんが、12フレットはまだ押さえていません。空中でスタンバイしているのが分かると思います。良くないのは11フレットくらいの位置に小指がだら〜んとあり、12フレットを弾く時に突如ビヨン!と伸ばして押さえる方法です。これは速いテンポに対応できなくなります。

基本3

押さえ終わったら離さない

先程の写真をもう一度見て下さい。これは1弦10フレットを弾き終わった状態です。まだ8フレットの人差し指が押さえっぱなしになっているのが分かりますか?ギターは弾き終わったフレットでも押さえている左側のフレットは押さえっぱなしにしておくのが基本です。もちろん次に人差し指で他の弦を押さえる必要がある時は前もって準備する必要があります。

基本4

押さえてから離す

f:id:totalguitarmethod:20190422102656j:plain写真は3弦で下降しようとしている状態です。今から10、9、7フレットの順に弾こうとしています。すでに3つとも押さえている状態なのが分かりますか?この状態で10フレットを弾いた後に小指を離して9フレット。9フレットを弾いた後に薬指を離して7フレットを弾きます。良くないのは、小指で10フレットを弾いたら、小指を離すと同時に薬指で9フレットを押さえてからピッキングするという作業です。これは左手の仕事が単純に「倍」になりますので遅れてしまいます。もちろん、めちゃくちゃ速いパッセージなどは不可能な場合もあります。

基本5

指を上げすぎない

何も押さえてない指をなるべくフィンガーボードに近づけておくようにするとスムーズに動くようになります。私は学生のころ「2㎜以上上げるな!」と、師匠がフィンガーボード上の私の指の2㎜先でライターの火を揺らしていたのが記憶に残っています。(良い子はマネしないで下さい)

まとめ

フィンガリングとピッキングがちゃんとできればプロです。初心者から上級者までありとあらゆるクセが付いてしまうものです。是非、信頼出来る先生に見てもらって下さい。お近くに先生がいらっしゃらない場合は私が確認しますので、オンライン・メソッド、オンライン・レッスンで聞いて下さい。

津本幸司