電源
電源環境なんてこだわれるのか?
と思っちゃいますよね。
心配無用です。
この記事を読んだらギタリスト電源環境のこだわり方が分かりますよ。
結論
住宅の電源環境は「雑」なんです。
プロ用の音響用電源環境にしましょう・・・とは言いません。
こだわっても仕方ないというのが結論です。
家庭用電源
私は東京に住んでいますが、東京電力からの電気・・・まぁ適当な雑な電気なんですよね。日本は100ボルトだなんて言いますが、実際100ボルトなんて来てないんです。
しかも、お母さんが掃除機をかけ始めたら、部屋が一瞬暗くなったりしませんか?そう、めちゃくちゃ雑なんです。ホントに「雑電源」と呼ばれます。
こんな雑な電源を使ってるのに、「あのシールドがいい、アダプターがいい」とか言うのはおかしい訳です。
スタジオ建築時
私はスタジオをいくつも建てていますが、この電源周りが毎回スタジオを建てるときに最も気を遣う部分です。専門家を呼んで話しを聞くと
「200ボルトから変圧して使って、ノイズ源の家電とは独立して配線して、基礎工事の段階から専用のアースを地面に埋め込んで、極性がどうしたこうしたで、アイソレート電源にして・・・100ボルト、120ボルトを出せるようにして」
と、まぁホントかどうか分からないような専門用語満載でした。
1時間ほど語られた後に今度はコンセントの話・・・
ホスピタル・グレードにしないと行けないそうです。耐久性、温度、抜けにくさ・・・など医療用の規格です。
散々ウンチクを聞かされた後、
「わ〜も〜わかんないっす!生命維持装置を繋いでも大丈夫なように一番良いやつにして下さい!金は出します!!」
と、言ってしまいました。まあ、業者の思惑通りになったわけです・・・
そして工事は、建物を建てる前、つまり土地だけの状態から始まっていました。
ここまでやるのがプロ用の音響電源です。
だから!
だから普通の人が電源周りをこだわってもしょうがないんです。大元が雑な訳ですからね。
最も恥ずかしいのが家で使う「電源ケーブル」にこだわる事です。よくいる恥ずかしいアマチュア・ギタリストが
「俺は機材の電源ケーブルにまでこだわっているぜ!オヤイデにするか、他にするか・・・ん〜悩む所だぜ!ふっ」
と、笑みを浮かべながらワンルーム・マンションの機材の写真をSNSにアップして、横に冷蔵庫が写ってる・・・これ最高に恥ずかしい話です。
しかし!
「いやいや、家の雑電源はわかってる!俺はプロ・スタジオで録音する時ようの電源ケーブルのこだわりの話をしてるんだ!」
と、言う場合は別問題です。
確かにこだわった方が良いでしょう。
電源ケーブルのオススメ3選はこの記事です。
電源タップオススメ3選はこの記事です。
まとめ
住宅の電源環境は「雑」なんです。
こだわっても仕方ないと覚えておきましょう。
録音スタジオに出入りするギタリストは、とことんこだわりましょう。
津本幸司
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